令和4年度 宅建試験の合格ライン予想 | 保坂つとむの宅建合格塾

令和4年度 宅建試験の合格ライン予想



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みなさま、こんばんは!

私のツイッターでは、昨夜から経過を書き続けてきましたが、今年度(令和4年度)の宅建試験の合格ライン予想について、私の見解を述べたいと思います。

たいへんお待たせして申し訳ありませんでした💦

まずは結論から。点数(合格ライン)については、さきほどツイッターでつぶやいたとおり……
36点
と予想させてもらうことにしました。



34点」だった昨年度の10月や12月の試験に比べて、難易度的に若干易化した…と考えたからなのですが、分野別だと次のような感じです。



【権利関係】
実際に今年受験された方は“わけわかんない問題”のオンパレードだったかもしれませんが、それでも「正解は出せる」問題がそれなりにあったと思います。
権利関係は、ホントーに過去問だけの学習では、対応できなくなってしまいましたね。

「民法」は凝りに凝りまくっている問題が近年多いですが、特別法も変化球が飛んでくるようになりました。
「区分所有法」などは、その典型で、保坂塾のテキストは、来年、内容量を増やそうと思っています。
「地上権」など、昭和ではメジャーだった項目の復活も気になります。

予備校さんにとっては、いままで以上にテキスト作成者の技量が問われる状況になると考えられます。
単なる知識だけではなく、宅建試験をよくわかっている人が担当しないとピント外れの教材になる危険があると思いますね💦



【法令上の制限】
難しい問題と簡単な問題にハッキリ分かれる分野でした。
簡単な問題(意味不な肢があっても…正解肢が簡単ならこちらに入る)を確実に正解することが必須であったと思います。

「建築基準法」で条例関連が複数出るなど、こちらも回顧主義的な内容も見られました。

私は、近年の問題は、市販の過去問集(多くが直近で過去10年・12年分)よりむかしの論点の復活がみられる…と講義内で口を酸っぱくして強調しているのですが、その傾向がハッキリしたといえます。
これに伴い、保坂塾のテキストも、来年大幅改定を行う予定です。



【税・価格】
税は、例年より簡単だったと思いますが、「印紙税」の問23では、肢4が、土地ではなく施設利用に関する契約書だと気が付いたかどうか…がポイントになったと思います。

「固定資産税」は、絶対に正解できなければダメ。

「地価公示法」は、ぶっちゃけ今年はサービス問題でしたよ(笑)。



【宅建業法】
今年、一番ひっかきまわしてくれたのが、この「宅建業法」。

問30の「犯罪収益移転防止法」の出題は、反則です。もし出すのなら、事前に試験団体から予告があってしかるべき。確かに「宅建業法」の関係法令といえなくもないですが、突然出題して“たまたま当たった人が出る”みたいなのが、この資格試験の性格上どうなのか…はなはだ疑問です。
(しかも個数問題だし。正解率の高い宅建業法分野でなんとか正解率を下げたい…という動機での出題としか考えられませんョ💦)

問32の肢1で、わざわざ4月1日とうたっているのは、すでに実務では、改正によりルールが変わってしまっているから。私の講義では、不動産業者勤務の受講生にさんざん注意喚起した点でした(みんな大丈夫だったかな!?)。

問34の正解肢である肢4は、指定確認検査機関~地方公共団体の部分がポイントだと思った人もいるかもしれませんが、そこではありません。ポイントは最後の「その旨」。これっ、相当勉強していないと気が付かないかもしれませんね。

そして、予備校間で正解が割れた問37。でも、割れるような問題ではないと思います。設問アの内容は、通達にバッチリ書いてありますので。私の昨夜のツイッターを参照してください。

私は、通常では「宅建業法は、18点以上取るべし!」と受講生に指導していますが、今年の宅建業法は、「17点」でもOKだと思います。
なりふり構わず難しくしようとする姿勢には、あまり共感できません。
「宅建業法」は宅建士の知識の要。素直な問題で“頑張った人が報われる”内容にすべきだと考えます。
試験団体の関係者は、私のブログなど読まないでしょうから、まったく影響力はありませんが(笑)。



【5点免除科目】
ハッキリ言って、例年より簡単だったと思います。

相変わらず、わけのわからない肢は混在しますが、とにかく「正解肢」が、いかにも“正解肢っぽい”ものが多かった(笑)。
(問48も、正解肢である肢4が???でも、他の肢がわかれば、消去法で正解できます。)

先ほど、私のツイッターで、何点取れたかのアンケートを取りましたが、「5問全問」が7割越えという圧倒的な結果となりました。



というわけで…

税・価格・5点免除科目が比較的正解を出しやすかった点などを考慮して、前述の合格ライン予想となりました。

"あくまでも予想"ですので、外れても暖かく見守っていただければありがたいです。

今回は以上です。それではでは出羽の海!!(≧▽≦)!!






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