スタッフのSORAです
今回のテーマは
保坂院長が紹介されたPRESIDENT Online記事のキーワードにもなっていますが、
皆さんにぜひ知ってもらいたい仏教の教えのため紹介させて頂きます
無財の七施
無財の七施とは?
眼施 ・・・やさしい眼差しで人に接する和顔悦色施 ・・・にこやかな顔で接する言辞施 ・・・やさしい言葉で接する身施 ・・・自分の身体でできることを奉仕する心施 ・・・他のために心をくばる床座施 ・・・席や場所を譲る房舎施 ・・・自分の家を提供する
(参考サイト:天台宗 No.95無財の七施(むざいのしちせ))
体験談
和顔悦色施
笑顔は他人を、巡って自分に返ってくる話
乳がん罹患時、不安から落ち込むことが多かった私ですが、
(なるべく)笑顔で他人と接することを気をつけていました
当時を振り返ると、教えと同様に周りの人達からも笑顔で声かけてもらえていました
その結果、ふさぎ込んでいた意識が外側に向かい、前向きになるきっかけとなりました
しかし、『他人の笑顔がまぶしくて見られない』等と感じていた時期もあり、
自分がみじめな気持ちになって、人に会うのが余計に辛くなる時もありました
こういう時は、無理して教えを実践する必要はありませんが、
少し気持ちがやわらいだときにお試し頂ければと思います
実践中だけは『ネガティブ思考の堂々巡り』から解放されて気分転換になります
床座施
電車の席を譲ってもらった話
妊娠中に電車に乗ると、(大きなお腹に気付いて)席を譲ってもらえることが多くありました
※当時はマタニティマークはありませんでした
赤の他人であっても、赤ちゃんを気遣ってくれたことに嬉しく思い、
『元気な赤ちゃんを産むぞ!』と意気込むきっかけをもらいました
今度は自分の番だと『譲り合う心』を意識するきかっけにもなりました
高齢者や妊婦さんを見かけると、席を譲ることを心掛けています
譲った相手に感謝されて、気分良く座ってもらえると、自分も幸せな気持ちになります
【まとめ】無財の七施の実践
日常生活において、お金や物を必要とせずに実践できて、人々に喜んでもらえるのが、無財の七施の教えです
身近にできる奉仕の効果は、自己を高めるだけではなく、他者も幸せな気持ちにすることができます
その結果、周りの人たちと良好な関係を築けることは、ソーシャルサポートの観点からも、サポートを受けやすくなるのではないでしょうか?
編集後記
席は巡るもの
つい先日の話ですが、通勤中の車内で前に座っていた男性から、
「どうぞ、すぐ降りるので」と席を譲ってもらえることがありました
※画像はイメージです
早朝で眠かったこともあり、男性に「ありがとうございます」と伝えて遠慮なく座らせて頂きました
しかし、その男性は次の駅、その次の駅・・・と降りる気配はなく、
結局、私と同じ駅で降りました
その日は心優しい人に会うことができて、朝から幸せな気分になれました
私自身は『疲れた顔をしていたかな?』と思っていたのですが、
帰宅した娘に話すと、なぜか微妙な顔されました・・・
どうやら娘は『私が席を譲ってもらえるほど老けた』と気にしているようでした
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