スタッフのSORAです
院長著書の『精神科医が教える こじらせない心の休ませ方』
について紹介させて頂きます。
本記事での本書とは 『精神科医が教える こじらせない心の休ませ方』 となります
「自分ならできる」に「待て」を・・・
『逃げ恥』から学ぶ
日本の人気テレビドラマのタイトルでもある言葉ですが、
語源はハンガリーのことわざです。
『逃げるは恥だが役に立つ』
普通に考えると、問題としっかり向き合わずに逃げるのは恥ずかしいことだが、
ときにはそれが最善の解決策になることがある
(引用:本書P256)
『名誉ある撤退』も必要
『逃げ恥』と似た意味に『名誉ある撤退』という言葉があります。
(後の米大統領)ニクソンが大統領選に出馬した際に使ったスローガンで、
当時泥沼化していたベトナム戦争の終結を掲げて、みごと大統領に当選しました。
本来、撤退は不名誉なことですが、国益や米兵の命を守る為に
とるべき道は撤退しかないという意味で使われました。
日常生活における判断
私たちにも、ニクソン大統領ほどの重大な決断ではなくても、
『踏ん張るか?撤退すべきか?』という判断をする機会は、
仕事や日常生活の中にもあるのではないでしょうか?
この判断を誤ると、ストレスの悪循環に陥る要因となり、
その判断ミスしない為には『線引き』という方法がオススメです。
次の項目にて、本書に載っている『線引き』の方法をご紹介いたします。
「メリット」と「デメリット」を比較してみる
下記の方法で線引きを行い、合計点の高い方を選択してみる
線引きの方法
- A4程度のコピー用紙を用意
- コピー用紙の中央に縦線を引く
- 左側に「メリット」、右側に「デメリット」と書く
- 逃げた時の「メリット」「デメリット」をそれぞれ書きだす
- 書き込んだ項目に点数をつける(3点満点)
(参考:本書P257~P258)
(作成例) 仕事を辞めるかどうか
書籍情報
精神科医が教える こじらせない心の休ませ方 | |
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【著者】 |
保坂 隆 | |
【発売日】 | |
2023年03月11日 | |
【購入サイト】 | |
Amazon |
本書の目次
目次を開く
第1章 放っておかない 心の風向きは自分で変えられる
第2章 比べても仕方がない 独り相撲していませんか
第3章 離れてもいい もっと肩の力を抜いてつき合ってみる
第4章 我慢しなくていい ちょっとくらい自分中心でかまわない
第5章 無理しなくていい いい加減でやめる。それがうまくやるコツ
第6章 自分を粗末にしない 気持ちが休まらないとき、どんな手を打つ?
第7章 気にしなくていい そんなにあせらなくても、大丈夫!
第8章 うまくできなくてもいい 合格点のハードルをグンと下げてみよう
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