痛みの分類について | 健康や美容のちょっとしたこと
一般的には痛みは以下のように分類できる。

1.侵害受容性疼痛
・生体に外部からの刺激が加わり生じる痛み。
・痛覚受容器が刺激されて起こる痛み。
・健常な組織を損傷するか、その危険性を持つ侵害刺激が加わって起きる痛み。

2.神経因性疼痛
末梢・中枢神経系そのものの機能異常による病的な痛み
・侵害受容器が侵害刺激を受けていないけれども、末梢神経や痛覚伝導路の興奮が引き金で起きる疼痛。
・損傷領域の感覚低下やしびれ感があるが、痛覚過敏やアロディニアが出現する。
・灼けつくような、電撃的な、ビリビリするような、ズキズキするような痛みと表現される。
※組織損傷の意味合いは失われている場合が多い。また慢性に経過する場合が多い。

3.心因性疼痛
解剖学には説明のつかないもの。
・痛みに見合うだけの病変が診られない
※診断がつかめないものがすべて心因性疼痛というわけではない。
・心にのみ原因があるのではなく、社会的、心理的因子や行動要因などが多く絡む。(うつ病、ヒステリー、幻想性、幻覚性の痛みなどがある。)


外傷的な痛みでは、まず1の疼痛から始まり、次に2の疼痛が出現する事がある。
またそれぞには細かな違いがあり、個人差があるので、正確に表現するのは難しい。


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