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不甲斐なくて申し訳ないのですが、考察らしい考察はできてません。

 

 

 


【ネタバレ】


深夜。時刻は午前2時前。教師の小百合は自分のクラスの学級新聞を作成していた。
完成し、コピーしようとボタンを押したその時、突如チャイムが響き渡る。


不審に思いつつも印刷された学級新聞を見てみると、紙面を横断するように長い髪が映りこんでいた。

蓋を開けて原本をよけてみると中には顔が。意を決して再度見てみても何もない。


疲労による見間違いであると言い聞かせ、再びコピー機を動かす。

しかしコピー機全体が強く振動している。誰も見ていないことを確認して蹴りを入れると、今度はうまく印刷できた…

と思いきや、一部印刷のはずなのに続々とコピーされてゆく。しかも紙面を横断する髪の毛は復活、さらに部数を重ねるごとに髪の量が増えていく。


停止ボタンを押すも止まる気配が無いので仕方がなく電源コードを引き抜き、再び原本を乗せる所を確認すると、夥しい量の髪の毛がガラス板の上に載っていた。
見つめているとその髪はするすると、側面部にある紙用トレイの部分に入って行く。
意を決し、トレイ部分を開けてみるもなにもない。


安堵しコピー機の蓋を閉じると、裏側にはさっきの髪の持ち主と思しき女の子が立っていた。




【考察】


コピー機の女の子は誰?


学校という場に相応しくない上等そうな和服。
コピー機を半周しそうなほどの長い髪。
そして虚ろな目を持つこの日本人形のような少女は何者だろうか。
家訓につづいて今回もわかりません。

ではなぜコピー機という現代的な物体に、和服というどちらかと言えば古めかしい要素を持つ霊がひっついているのか、という点ですが…。


これも正直、ズバっと解決みたいな説は出せません。

幾つか考えた説を挙げると

 


1.先生の幻覚 説 

 

身も蓋もありませんが、深夜の学校、疲れて1人残業している先生、不意になりだすチャイム。いかにも何かが起きそうですよね。
そしてその雰囲気にのまれるように、先生の中の「こんな時にいかにも出て来そうな霊」観がこの少女の見た目に反映されたのではないか、という説。和服&日本人形なんていかにも、ですよね。


(ただし穴もあって…この霊、


”コピー機少女
第4話「かみ」に登場。
深夜の学校に現れる少女の霊。深夜のチャイムを合図に現れ、コピー機の印刷物に長い髪が写り込む。顔は恐ろしいが実は無邪気で、コピー機に入れると知ったときは自分でも驚いた。”


とwikipediaに記載があります。ソース不明なので絶対正しい、とは言えないのですが、無根拠に書くとも思えないわけで…。)

2.学校の七不思議 説 

 

学校の七不思議を見ていると、学校という現場に関係のない容姿をしている霊も多い。
戦争中に臨時病院として使われた→看護師のお化けが出るという七不思議が誕生。

など、一時的とはいえ別の施設になると七不思議として登場する場合もある様子。
なので、例えば~~室に古い人形が置いてある、とかすこし”それっぽい”要素があるだけで日本人形の霊が七不思議入りしないとも限らない。……かも?

3.学校の下にお墓がある 説 

 

怪談ベタな、お墓の上に学校が建てられたので今でもその地に縛られている霊が出てくる、というもの。七不思議に加えられていることもあるので、2と少し似ている。

突拍子も描写もないが、一番ありそうかな、と思う。
長くその場に縛られるのは、霊といえど子供なのだから当然退屈。コピー機という新しいおもちゃに興味津々でもおかしくはないかも?


次に、元ネタは何?というところ。

 

都市伝説テーマな1期なので当然元ネタがあるはず、と思って調べたのだけどコピー機の怪談自体が無茶苦茶少ない。


1件有名どころだと、怪談レストランシリーズ 『ケイタイ電話レストラン』のエピソード「コピー機からギコギコギコギコ」に結構類似点がある。


変なものが印刷される、大量に印刷される、ボタンを押しても止まらない。


怪談レストランの場合だとコードを抜いても止まらない…と続くが、だいたい一致している。


ただ、コピー機の怪談といえば大体この辺に集約されてそうなので、怪談レストランが元ネタというよりは、漠然とした《コピー機の怪談》を映像にしたのかも。

(拡大コピーをしようとしたら自分が拡大しちゃった、みたいな例外はちょっとあるけど)

 

 

 

あとがき


それにしても日本人形っぽいあの子にはなにか元ネタがあるような気がしてならない。

タイトルが「かみ」であるから、「紙」と「髪」で長い髪の女の子にしたのだろうか。結局それが一番納得がいく気がする。