皆さま、ジャイアンをご存知ですか。
ドラえもんに出てくる「お前のモノは俺のモノ、俺のモノも俺のモノ」のジャイアンです。
腕力で従わせるような強引さがあって自己中心的な人のことを、ジャイアンみたいとか言ったりもしますよね。
腕力は使わず、強引さもなく、でも何だかんだ自分の希望が通っているようなのもジャイアンぽいと言えるかもしれないな、という話です。
日常生活や健康といった象意がある西洋占星術の6ハウス。
6ハウスカスプは基本的に譲れないことを示している。
譲れない理由は、侵害され続けると健康を害する可能性が生じるので、と教わりました。
つまり、生存する・生き延びるといった生物の基本を考えると、なるべく健やかでいることが前提となる。
よって、6ハウスカプスはとても大事な部分なのです。
そこで。
先日の占星術講座の中で、6ハウスカスプ魚座の譲れない事について質問してみました。
先生の解釈は、
「魚座は本来逃げるという性質があるので、それが許されない環境は難しい。
なので、見る人が見るとジャイアンにしか見えない」
ん?ジャイアン?
魚座は、そもそも境界線のないサインです。
境界線がないので「なんでもよい」ということになるけれど、
なんでもよいが許されること、“何でも良い状態でいることができる=自由”が必要です。
例えば、日常生活において。
-潔癖は無理
-相手に合わせられるものの、そのうち息苦しくなる
-正しさ(規則正しいも含むのかも)が要求されるのも辛い
6ハウスカスプ魚座は、上記のような自身の自由であることが許される場や関係性が
譲れない条件ということになります。
私の場合です。
きちんとしたい時はきちんとするし、だらしなくいたい時はだらしないままで。
なるべく一緒にいる人が心地よくいられるように同化できるものの、
さっきまで平気だったのにちょっと嫌だなと思ったら合わせるのはやめて、
自分の好きなようにする。
反抗的というのとも異なり、なんかこうしたいからこうする、みたいな。
反抗もしないけど、いうことも聞かないという、ある意味で自分勝手なのです。
魚座は掴みどころがないと言われたりもしますが、こういうことなのかもしれない。
合わせられるけど、自由きままでもあり、どっちかではなく、どっちにでもいける状態。
力づくでむしろ強引に相手を従わせようとはせずに、自分の方からそこから離脱していたりする。
これが先生のいう「逃げる」なのかもしれません。
逃げているつもりはないのですが、傍から見ると逃げているように見えるのかも。
つまり、何だかんだ自分の思い通りにしているようなところがあるのです。
まさに、非腕力のジャイアンっぽい、納得です。
みなさんの6ハウスカスプサインは何ですか?
健やかに生きるためにも、どういうことが譲れないか見てみてください。