サビアンシンボル 活動宮1度 | horoskooppi tuki

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星のエールをおくります

サビアンシンボルをご存知ですか。

サビアンシンボルは、簡単にいうとホロスコープ360度の1度ずつの意味が詩文に表現されたものです。

分かりやすいものもあれば、ぎょっとするようなものもありますが、その意味を知ると不思議と心に響きます。

今日は活動宮の4つ、牡羊座、天秤座、蟹座、山羊座1度のシンボルについてまとめます。

1度はスタート、始まりの度数で、そのサイン(占星術では星座をサインと言います)の看板度数です。

 

活動の火 牡羊座1度

「女が水からあがり、アザラシもあがり彼女を抱く」

ちょっと意味不明・・・と感じると思いますが、個の誕生を表現しています。

女は受容性を、水は無意識や潜在意識を、アザラシは動物的・本能的衝動の象徴です。

水のサインである魚座の世界(無意識)から生まれたばかりの存在である女性は、まだはっきりと目覚めていないような状態で、どうしていいか分からないものの、新たなサイクルが始まることは直感していて、生の衝動として存在しています。活動的なイメージのある牡羊座ですが、1度に関してはまだそういったイメージではない気がします。

成功も失敗もしていない真っ新で、無限の可能性そのものとも言えます。

 

活動の風 天秤座1度

「突き通す針により完璧にされた蝶」

想像はできると思いますが、こちらも意味が分かりにくいかもしれません。

天秤座は牡羊座の対向に位置しているので牡羊座と同じ「個」がテーマ。

このシンボルは、人と交わりの中で新たな自分を探していく、集団の中での「個」のスタートを表現しています。

牡羊座から乙女座までで確立した個性を打ち出していきますが、人は他者と関わることで変化していきます。

石井ゆかりさんの本で「出会いの針」という表現があり、人と関わる天秤座の針はなるほど出会いがぴったりだなと感じました。個人的には、「叡智の針という客観的真実に貫かれた霊性・魂は、他者と関わり、いかようにも変化していく」というホロマムさんの解釈がとても素敵で好きなのでご紹介します、是非読んでみて下さい。

 

 

 

牡羊座・天秤座の個人性に対して、蟹座・山羊座は集団性です。

 

活動の水 蟹座1度

「船に掲示される巻かれ広げられる旗」

大勢の人を乗せてどこかへ向かう船は、集団が同じ方向へ向かうということ。

船にある旗は、船籍を示します。ここでは価値観の提示でしょうか。

蟹座は水サインなので、心理面で集団や仲間と共感するという価値観に向いていきます。

牡羊座、牡牛座、双子座と個人の能力を育成してきた人は、ここでは個人主義を保留し、意味があると感じるより大きな集団の一員になることを決めます。

共感共存の始まりです。

 

活動の地 山羊座1度

「認識を求めるインディアンの首長」

インディアンは、自然と共に生きる人やアイデンティティを象徴します。

山羊座1度は冬至の始まりです、冬至の頃は環境的に人には厳しいです。

厳しい時期を生き延びる為、仲間の為に自分の力で何ができるか考え、

集団の利益のためにリーダーとして行動していく。

山羊座は地のサインなので形の上で統率しますが、蟹座と異なり心の共感は要求しないでしょう。

社会の中で役割を果たし、実際に形にしていく山羊座の始まりらしいイメージです。

 

牡羊座・天秤座は、個人として発展する期待と不安が入り混じっている雰囲気が

蟹座・山羊座は、個人が集団に吸収されていく始まりのようなイメージを感じました。

 

サビアンシンボルは詩文なので、それぞれの感性で読み、感じてみてください。

みなさんは活動宮1度のサビアンシンボル、どんなイメージを受けますか。