天王星は、自転の軸がほぼ横倒しになって公転している(太陽を中心に回っている)天体です。
ネットで写真を見ると「ん?」っていう姿。
他の天体と比べると、独特です。
天王星は、私たちに独立・自立を促す星です。
常識や既存の枠組みに疑問を投げかけ、それらの制約から自由になろうとします。
風穴をあけ、新風をおこすのです。
西洋占星術講座の中で、とても分かりやすかったのが天王星の影響による「お金」のこと。
天王星は2018年5月に牡牛座にはいりました。
その頃から電子マネーの普及がはじまり、お金の払い方が変わってきました。
暗号資産が声高に言われ、お金のあり方も変わりました。
つみたてNISAもこの頃で、預金から投資へと徐々に意識が変わりはじめ、
今年からは新NISA制度がスタート。
お金の置き場所が、今後、大きく変わっていくことでしょう。
天王星×牡牛座らしい改革です。
また、天王星は「突然」「突発的」ということも示します。
自分の出生図の重要点(アングルや天体)にトランジットの天王星が巡ってくると、
突発的な出来事が起きて新たな視点や気づきが与えられることがあります。
例えば
水漏れ騒ぎで、水回りのリフォームをしたり
急な肌荒れで、肌断食したり
どの服も似合わなく感じ、骨格診断を受けたり
健康診断でひっかかり、食生活を見直したり
こんなことが私自身に起こりました。
出生図で天王星がある場所は、独自性を育てる部分といえます。
1ハウスに天王星が入っている場合は、自己・自我にオリジナリティが要求されるということです。
1ハウスに天王星が入っている友人は4人いました。
奇抜で個性際立つという感じではありませんが、「迎合しない」という共通点がありました。
この「迎合しない」というのも天王星の特徴です。
横倒しで公転している天王星にぴったりです。
実は私も1ハウスに天王星が。
会社では「忖度(そんたく)なし子」と一部から呼ばれていたようです。
自分ではそんなつもりはなかったけど、会社員で迎合しないっていうのはねぇ・・・
1ハウス天王星の影響を受け、退社し自由を得ることができました。
でも、自由を得る代わりにそれなりの代償があることを実感。
代表的なものは社会保険や税金など。
これまで企業が半分肩代わりしてくれたり、病気などになっても保障があったり、
納税もやってくれていました。
いざ自分でやるとしたらさぁ大変!
前途多難な予感もしますが、より幸せになるために自分で選んだ道です。
自己責任を引き受けた上での天王星の恩恵の自由です。
そこには多くの障害と共に、今までとは比較できないほどの喜びや充実感もきっとあるはずです。
私よ、覚醒しろ!
覚醒もまた天王星の象意の一つです。