山陰・山陽パワースポットめぐり(その1) | 放浪の旅日記

放浪の旅日記

足の向くまま、気の向くまま出歩いた記録です。

久々の山陰。
梅雨の最中。雨こそ降っていないがゲートブリッジが霞んで見える羽田空港。
$放浪の旅日記-羽田AP
早朝の始発便で鳥取へ。
雲の合間から北アルプスの峰々が...。
$放浪の旅日記-北アルプス
飛行高度25,000ftくらいだと天候は晴れ、ANA293便は飯田市辺りを通るので、北側に北アルプスを見ることができます。(寝ていなければ)

空港でレンタカーを借りて出発。事前にWebチェックインしてあったので、免許証をコピーしただけで手続き完了。便利になったもんだ。
まだ、8:30。とりあえず鳥取砂丘へ行ってみることに。
$放浪の旅日記-鳥取砂丘2
あれ!もっと広くなかったっけ。
記憶の中では勝手にエジプト化していたのか、かなり広いように思えたのに....。
まだ、日差しも厳しくないので「馬の背」を目指した。
$放浪の旅日記-鳥取砂丘馬の背
やはりここまで来て海を眺めるのがいい。
$放浪の旅日記-鳥取砂丘

ついでに砂丘美術館へも立ち寄った。
$放浪の旅日記-砂丘美術館
まぁ、よくこんなに大きなのを造ったもんだと感心する。
砂場で子供と一緒に造るお城とは訳が違う。

この砂丘美術館の近くに多鯰ヶ池(たねがいけ)と呼ばれる池がある。
ここは大蛇にまつわる「お種伝説」が残るといわれている。湖畔に数多くの古墳が存在し、その中の一つ「弁財天古墳」に弁天宮が鎮座している。
$放浪の旅日記-弁天宮
砂丘とは趣を異にした神秘的な佇まいである。

次の訪問地は白兎海岸。途中、鳥取護国神社に参拝し、宮司としばし歓談。
$放浪の旅日記-鳥取護国神社


白兎海岸は出雲神話「因幡の白兎」の舞台になったところ。
$放浪の旅日記-白兎海岸
神話の中で、兎が淤岐島から因幡国に渡るために、和邇(ワニ)をだまして海に並ばせてその背を渡った...とあるその淤岐島が写真にある小さな島。

海岸から国道9号を挟んだ先に鎮座しているのが白兎神社。
$放浪の旅日記-白兎神社1の鳥居一の鳥居を抜けると、参道が因幡の白兎が身を乾かした山と伝えられる身干山と呼ばれる丘へ続いている。








$放浪の旅日記-大国砂像入り口には砂丘美術館で見たような造形物が。砂で造られた白兎とだいこく様。
触ってみたくなるけど崩れたら大変なので我慢我慢。




$放浪の旅日記-駒うさぎ


参道の両側には石造のウサギが並んでいる。
各々が独自のポーズをとっていて可愛らしい。

ウサギの足元には「縁」と書かれた小石がたくさん置かれている。
その辺で拾った石ころではない。こうやって奉納するために売っている石だな。

お札は買わずとも、この手のものは買われ易い。色々考えるもんだ。










などと考えながら歩いていると、左手に拝殿が現れる。
$放浪の旅日記-白兎神社拝殿
この神社の主祭神は白兎神。つまり、因幡の白兎。その説話から飛躍して皮膚病やお肌に霊験有り。
また、大国主と八上姫神との婚姻を取り持ったことから特定の人との縁結びの神としてかなわぬ恋を叶えられるとの事で、女性の参詣客が目立つ。
$放浪の旅日記-白兎神社本殿
拝殿の裏側に回ってみると、流れ造の本殿が高い位置に建てられているのでよく見える。

神社入り口の隣に道の駅「神話の里白うさぎ」があるので、ここで早めの昼食とした。

午後は国道9号と山陰道を経由して一路安来方面へと向かった。
立寄り先は足立美術館。美術鑑賞...ではなく、主目的は庭園鑑賞。
$放浪の旅日記-足立美術館2

$放浪の旅日記-足立美術館6
やはり、話には聞いていたけれど素晴らしい。
$放浪の旅日記-足立美術館21横山大観、北大路魯山人を鑑賞するのも魅力的ではあるが、それだけを観にここを訪れる人は少ないと思う。

足立美術館の魅力は庭園、と言っても過言ではありません。
庭園を眺めながら抹茶・葛きりをいただく....。至福のひと時です。

ここへの訪問は今回の旅行目的のひとつでもあります。



今日の宿泊地は玉造温泉。
宿へ向かう途中、出雲國一宮でもある熊野大社を参拝。
山陰道へは戻らず、ナビを頼りに最短距離で峠越え2つ。
$放浪の旅日記-熊野大社
熊野と言えば、和歌山県の熊野三山が有名だが、熊野大社から紀伊国に勧請されたという説と、全く別ものとする説があるらしい。
社伝によると熊野村の住人が紀伊国に移住したときに分霊を勧請したのが熊野本宮大社の元であるとしている。これまた論議の尽きないとこである。

$放浪の旅日記-玉造温泉ここから再び峠越えで最短距離を走り、玉造温泉へ着いたのが4時10分。
チェックイン後、ゆかたこそ着なかったけど温泉街を散策。

温泉とい名の地に来たからには、宿泊は純和風の旅館。
星野リゾートに泊まる方も多いけれど、暮れ行く山々を眺めながら部屋での夕食もいいもんです。

団体さんが泊まってないので、露天風呂もゆっくりと楽しめる。
早朝に羽田を出発して、鳥取~島根と回ったので早めに眠りに着いた。
つづく....。