石川県山中温泉に「あやとりはし」という変わった名前の橋がありました。
温泉街に沿って流れる大聖寺川に鶴仙渓という風光明媚な渓谷があります。
この渓谷に架かる「あやとり橋」が面白い形をした橋です。
何でも華道草月流三代目家元 勅使河原宏氏のデザインによるものだそうです。
単純曲線の三絃トラス構造で、長さは94.7m。断面が逆三角形をしており、下部頂点内側に木の橋床と手摺を設けています。
両岸が手で、綾取りをしているのだそうだ。
全体にS字カーブをしていて、歩いてみると妙な感じでした。
欲を言えば、鋼鉄製ではなく木製の方がより趣があるかなって思いましたが、構造上木製は無理なのでしょうね。