日本レコード協会の発表によると、
05年通期のレコード生産実績が前年比3%減となり、
7年連続で前年を下回る実績だそうだ。

日経NET ニュースより

最近では、株価上昇や、景気の踊り場脱却など、
明るい話題が多いのに、音楽業界はまだまだ厳しい状況にあるようです。

今日は、ライブドアショックにより、ライブドアはストップ安、
日経平均では462円安。
多くの人が、大きな損害を被った一日だったのではないでしょうか、
ほんと、ブラックマンデーの片鱗を見たような気がしました。

明日からの経済動向も楽観できませんが、
7年連続のレコード生産実績減少の音楽業界もぜんぜん楽観できません。
数を売れば良いという問題ではないですか、
良い音楽のためには、いくらかの資本投資が必要と思います、
また、市場の裾野が広がることも必要です。
と、このブログで、ちょっとでも裾野が広がればとおもい、がんばりつづけたいと思います。

しかし、株価の方はなんとか立ち直って欲しいと切望したりしています。

14日土曜日に発売となった、シガーロスのコンサートチケットが、
即日ソールドアウトとなりました。渋谷AXで2DAYSの公演。

昨年のフジロックフェスティバルでは白ステージのトリをかざったアーティストで、
予想以上の人気ぶりのようです。

数年前、彼らの初来日公演を幸運ながら見ることができたのでしたが、
そのコンサートは生涯の中で最も印象に残ったものの一つに挙げることができます。
音楽を聴いて感動して、涙が出るという生理現象を体験した人はすくないと思いますけど、
彼らの音楽は、想像を超える感動をもたらせてくれるものと思っています。

次回の来日公演が2回目の体験となりますが、どんな感動があるか今から楽しみです。

シガーロスのオフィシャルHP アイスランドのドメイン
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)の草分けとして有名なのは、Mixiですが、
企業が仕掛けたSNSでは、全日空とヤマハが有名で、
成功した事例としてもよく報告されています。

昨日、企業の社会貢献について記事にしましたけれど、
ヤマハが行っているSNS「プレイヤーズ王国」 も、
音楽ファンにとってたいへん重宝がられていて、
大きな社会貢献を果たしている事例としてあげることができます。

このプレイヤーズ王国というのは、全国のアマチュアミュージシャンに目を向けて、
インターネット上で、彼らが自分の音楽作品を自由に披露できるように、
ヤマハが立ち上げたコミュニティサイトです。
現在、登録は9万人ほどで、その中で1万人が自分の作品をサイトで公開しています。

このサイトでおもしろいことは、インターネットの特徴を活かし、
たとえば、ある人がピアノの弾き語り曲をつくって公開します、
そして、その曲を気に入った人がいれば、その弾き語り曲の上に、
ベースやドラムだったり、コーラスなどを自由に重ねて編曲してもよいということです。
まさにネット上で、見ず知らずの人と音楽セッションができてしまうわけです。

あと、もう1点は、既存のコピー曲の公開も可能だということ。
せっかく上手くなった楽器の成果を、オリジナル曲は作れないけど披露したい、
というのはよくあることです。
でも、コピー曲の公開となると、著作権が問題になってくると普通思うのですが、
このサイトでは、なんとヤマハが代わりにJASRACに申請を行い、
著作権の問題をクリアーしてくれるのです。
それで、利用者は自由に、自分で演奏したコピー曲を公開できると。

登録者数ではMixiにかないませんが、内容では上回っている面もある、
たいへんおもしろい取り組みだと思います。
また、ヤマハのこういった企業姿勢も好感が持てます。

一度、感心を持った方は、いちど見てみてください。 →コチラから


楽器メーカー最大手のヤマハ。

先日、ワールドビジネスサテライトの特集「大人の居場所づくり」という中で、
見ず知らずの人同士がバンドを組むことが盛んになっているというニュースがあった。
そのメンバーの仲介をヤマハが行っているそうだ。
ネットでSNS「Mixi」が流行っているように、現実の世界でも人々の
コミュニケーション欲求が高まっていると、
こうしたビジネスが繁盛している背景を報じていました。

ここで着目しておきたいのは、コミュニケーション欲求を利用したビジネスではなく、
ヤマハが仕掛けている内容です。
社会人の楽器演奏者はたしかに時間がとれなく、
バンド演奏を行う機会が少ないのが実状です。
そのニーズを読みとり、バンド演奏をしたくてもやれない人同士を結びつけることにより、
消費者に満足してもらう、楽器メーカー ヤマハの粋なサービス提供だ。
さらに、バンド演奏に満足した消費者は、
楽器を買換える、スタジオをレンタルするなど二次消費も見込まれる、
ヤマハもその恩恵をあずかることができるという、なかなか考えられた戦略だ
みごと、消費者・メーカのWINWINの関係となっている。

こういった、ヤマハの戦略背景には、こういうものがあります。
ヤマハは楽器販売と音楽関連サービスの提供がビジネスの主力です、
しかし、今後は人口減少により市場(音楽ニーズ)の縮小も予想される。
ヤマハにとって、音楽ニーズの縮小は、たいへん致命的である。
それをくい止めるためにヤマハで考えられたのは、
音楽を好きな人を増やすというシンプルな戦略なのだ。
社会人にバンド組んでもらうため、手助けをするのもこの戦略の一環だろう。

たしかに、音楽業界の市場縮小の気配は、最近のCDセールス減少など、
身近に感じられるものとなっている。
リスナーとしても心配する動向です。

音楽業界にかかわらず、どのビジネスにも人口減少のリスクは存在している。
そのリスクを乗り越えるために、市場拡大の戦略は当然とられるすべだと思う。
商品・サービスにこれまで興味を持たない人に、新しく興味を持ってもらうためには、
ヤマハが行っているような、社会貢献がカギになるのではと思っています。
あのトヨタ、も社会貢献専門の部署を、今年新規に立ち上げている。
ただ単に商品やサービスを提供するだけでなく、
社会貢献もできる企業が今後は伸びていくのではないでしょうか。
以前に、ここで書いた松下電器の石油温風器問題で、
またしても想定外のニュース が飛び出ました。

なんと「日本全国のすべての世帯と宿泊施設の計約6000万世帯に
石油温風器の危険性を知らせるはがきを郵送することを決めた」ということだ。

同社は送付の理由を、問題となっている石油温風器の約4割(約6万2千台)が回収できておらず、
事故の再発防止のため異例の処置をとるとしている。

えーと、これ6000万通のはがきを送付するコストを計算してみるとすごいことになるんですけど。
通常、はがき1通は50円ですね。これは皆さん周知の通り。
50円×6000万世帯ですから、30億円のコストが想定できるわけです、すごい数字です。
おそらく、大量のDMなので一通あたりはかなり割引されると思いますが、
それでも、大きなコストになるのではないかなと思います。

しかしながら、一度考えてみるとこれは死亡事故につながる危険もある問題なので、
事故が多発した時の代償をコスト換算してみると、よくよくこちらも大きなコストになりうるわけです。
さらに、ブランド力低下というダメージも加わり、損失は大きなものに。

でも、これだけのコストを天秤にかけ、決断をくだした経営人はなかなかだと思います。
とてつもないプレッシャーとも戦いながらも、コストとも戦いながら、
事故再発防止(人命を守る)を優先させるのですから。

他の企業も見習って、もう少し社会貢献をしてもらいたいなと思った出来事でした。

おまけコメント
松下電器産業のHPをみてみたら、一面、石油温風器でいっぱいでした。





今回は、ウィーザーが一位、昨年リリースされたアルバムの代表ソングです。

今回のベスト10は、珍しい並びなのではないでしょうか。
2位のダンディー・ウォー・ホールズは、
昔ベッカムが出ていたボーダフォンのCMソングがランクイン。
実は彼ら、このCMソング以来、ぱっとした評価はでていないのですが、未だに売れてます。
何がきっかけで、注目を集めたのか、非常に気になります。
特異なマーケティングでセールスがあがるのも、オンラインミュージックストアならではです。


01/11 iTMS Song RankingAlternative

1.Beverly Hills / Weezer

2.Bohemian Like You / Dandy Warhols
3.The Gift / Blue
4.Sugar.We're Going Down / Fall Out Boy
5.How Many More Times / 横山健
6.Galvanize / The Chemical Brothers
7.Clocks / Coldplay
9.Sexx Laws / Beck
10.I want None of this / Radiohead

昨日フジTVのスタメンという番組に三谷幸喜が映画の宣伝のためゲスト出演していました。
それで、スタメンの司会をやっている爆笑問題は三谷幸喜と同じ日本大学芸術学部の
出身ということが話題に。
その中で、太田が三谷幸喜にひともんちゃくかけるシーンがあった。

当時、太田は1年生、三谷は4年生ですでに「東京サンシャインボーイズ」を結成し、
学内の脚光を浴びていた。
太田は大学の時から、脚光を浴びる三谷に対してかなりのコンプレックスを持っている、
「アンタ嫌いだ」と三谷に面と向かってぶつけたのだ。

そのコンプレックスは、大学から太田の芸能界デビュー、芸人として成功を収めた今でも消えないという。三谷も今や劇団の枠を越え、話題の映画監督として成功を収めているからだ。
太田がいくら成果を残しても、三谷は常に先にいる。
悔しいのだけれども、やりきれないという完璧な私情を生放送番組でぶちまけたのだ。

爆笑問題の太田は大学生のころ、演劇で有名になることを将来の目標にしていたが、
先輩の三谷幸喜の活躍を見て、演劇ではなく、芸人としての将来を決めたというエピソードも話した。

一方、ぶちまけられた三谷の方は、なんのリアクションもなく飄々としていたが・・・

けれど、正直太田の気持ちには共感できたりする。
まわりに三谷幸喜のような、どうしても越えることができなくて、でも負けたくないという、
コンプレックスを持ってしまう相手がいたりしませんか?
いまや、若年での起業も当たり前で、自分と同世代の中にも、
何十億のビジネスをうごかしている人間がいるのが現実だ。
そういう人たちと自分を比べると、どうしてもあせってしまう。

成功を収めている爆笑問題の太田でも、こういった人間くささや弱さを持っているのがわかって、
太田という人物に共感を憶え、少し安心もした昨日でした。
今年1月1日にリリースされた、ストロークスの3作目、
「First Impressions Of Earth」を買いました。

ストロークスは、1999年デビューのアメリカのロックンロールバンドで、デビューアルバム『IS THIS IT』が世界に売れているロック業界ではカリスマ的な存在です。

それで、3作目の中身はどうかというと、アルバムの初め1曲目を聴いたときには、これがストロークスだったっけ、違うアーティストじゃないのか?といった感じを受けた。もうまるっきりに、サウンド構成が1・2作目と違うのだ。これはけっこうな驚きだった。

1STアルバムの印象が強く、シンプルなロックサウンドがストロークスだと勝手ながら思いこんでいたので、今回のサウンドメイキングにはおどろいた。昨日、ビートルズについて書いたが、ビートルズの初期と後期の違いくらいに、ストロークスの3枚目は化けていた。

まだ、一度しか聴いていないので具体的な感想も思い当たらないのだけど、ここまで思い切った変化は十分に評価してあげたい。リリースするアルバム毎にスタイルをどしどし変えるという、革新的音楽表現を突き通せるアーティストはそんなにいないからだ。

このアルバムの市場評価はというと、HMVのセールスランキング(ロック部門) で、輸入盤が1位、値段の高い国内版でも3位だ。3枚目を手にしたリスナーはこの変化をどう思うのか、それぞれの人の感想が気になるな。きっと賛否両論あるのだろうけど、こういった議論が生まれるのも音楽が活性化することにつながるので、喜ばしいことだと思います。


ネットで、欧米人と日本人でビートルズの評価が違うというおもしろそうな記事をみつけました。コチラ 。(音楽の殿堂から)

なんでも、日本人はビートルズの最高傑作をアビー・ロードとあげる人が多くて、
欧米人は「リボルバー」「サージェント・ペパーズ」をあげるということでした。
詳しい内容は元記事を参照下さい。

音楽の価値というならば、「時代性」「革新性」の点からも欧米メディアが評価するようにサージェント・ペパーズ等があげられるのは至極納得できます。

では、なぜ日本ではかくもアビー・ロードが人気があるのはなぜなのでしょうか。その理由の分析について、元記事では大瀧詠一氏の「アビー・ロードの発表時期とイエスタデイが教科書に掲載された時期がクロスしていて、そのためリスナーの思い入れも強くなっているのではないか」という分析を引用しています。

と、日本人と欧米人の嗜好性の違いを、明確な根拠にもとづき分析することはできないが、嗜好性の違いは大きく事実として存在するので、このこと自体がとても興味深く思います。
個人的には、最近の人たちはビートルズの全アルバムを聞いた人がすくなく、初期や後期の有名曲の印象が強いことから、評価も初期や後期に偏るのではとおもっていますが。(そういえば、レット・イット・ビーの復刻(NAKED版2003年リリース)も話題になったけれど、レット・イット・ビーだからこそ話題になったと思えるし。)

個人的には、「リボルバー」や「ラバーソウル」といった機材技術が進歩したころの革新性の高いものが特に好きです。「時代性」「革新性」の点からも優れたアルバムと思っています。まだ、聞かれていない方は、ぜひ一度聞いてみることをオススメしたいです。

ビートルズの日本でのセールスを、アマゾンの売り上げ順ランキングでも見てみましたが、ビートルズの作品では、当然ベスト関連のアルバムが上位を占めていました。ビートルズはイエスタデイとかレット・イット・ビーといった有名曲以外にも、隠れた名曲がたくさんあるので、ぜひ全作品を聞いて名曲探しにチャレンジしてみてください。