その後 | ほうろうJのブログ

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新規性を好む女医の放浪ブログ

連休もあっという間に最終日。


今日はほーろー朝からパソコンの前に座りっぱなし、


ドクター雑務@homeでございます。


文献読みや様々な準備、せっかくのお休みなのに


ちっとも終わりません。




 さて、婚活頑張っておりますが、特に芳しいこともなく。


心の隙間を埋めるために始めようと決心したピアノは思った以上に

ハードルが高く。。


ピアノ経験ゼロ、始める動機もお見合いの場で「趣味はピアノでございます。

勤務の合間にピアノを弾き、心の平安を得ております」と言ってみたいがため

だけに、というほーろーですが、習いたい先生はとてもご立派な経歴の方、

基本は音大生しか指導されていない、という…。



第一関門 ピアノの先生紹介所の方からの音楽歴、生育歴背景、人間性などの尋問を電話で受ける。

第二関門 紹介頂いたピアノの先生と面接


と、入試でいうところのセンター試験、二次試験、しかも面接つきという関門を

突破せねばなりません。ご立派な先生だけに、関門の突破は容易ではない感じ。

いってみれば、東大理IIIレベル?


第一関門は、コルサコフ症候群(作話、健忘、見当識障害)を発症し

「幼少時にバイオリン、姉はビオラを演奏していた音楽一家」と作話して

なんとか突破したほうろうでしたが、その後第二関門まで猛勉強致しました。


第二関門、あこがれのピアノの先生との面接。

きっと聞かれるに違いないあれこれ。


「ピアノを始めたいと思われたきっかけは?」

「弾いてみたい曲は?」

「好きな作曲家は?」

「ピアノは家にありますか?」


本当のところのほうろうはどの質問に対する答えも

「別にありません」だ。


医学部面接で

「医師になりたいと思ったきっかけは別にありません」

「興味ある医学分野は別にありません」

「志望科も別にありません」

「医学書を買う気もありません」


などといえば、面接点は低い。というか、だめかもしれない。


特に医師になりたい、と思ったきっかけに関しては

祖父母、両親、兄弟など身近な人の病気から話を展開し、

自分が無力なことや、それをきっかけに医学に興味を持ち

将来は家族だけでなく多くの人を病気から救えれば、と思った、などと

いうのが無難な答えとされている。


興味ある分野や志望科も最初から強く限定せず、全般に興味があり、

勉強しながらゆっくり考えたい、などというのが無難だ。


あぁ、書いていてもいやになるなぁ。医師って面接のときもそうだけど

なってからもいろいろな患者さんと接する中で、無難でどんな患者さんとも

モメない会話術というものを徹底されていくのよ。


気づけば患者さんだけでなく、プライベートな付き合いでも教科書の例文みたい

な会話しかしてできなくなって、といことも、ままある。


あ、ずれちゃった。


というわけで、面接までにとりあえず猛勉強し、ピアノ曲名と作曲家を数人

覚えていくことにした。


うむ。


じゃぁ、ここで勉強した知識を披露しなさいよ、と言われれば

ちょっと苦しい。


勉強した挙句に得た結論。


それは


「好きなピアノ曲はピアノコンチェルト」


と一言、言い放てばよい、ということだ。


有名な作曲家はたいがいピアノコンチェルトを書いているから、


誰これが小犬のワルツ、誰これが愛の夢、などといちいち言わなくても


いいのよ。いや、これ便利。


しかも下手に


「小犬のワルツが好きです!」などと無理やり言ってみたところで


先生に


「じゃぁ、頑張っていつか小犬のワルツを一緒に勉強しましょうね」


などと言われても困るし、そもそもほーろーにそんな高い目標はない。


その点、ピアノコンチェルトは難易度が高く、この年になって頭も指も固まって


からゼロから始めるのに「ピアノコンチェルト、いつか一緒に勉強しましょう」


と先生に言われることは


まずないから、気楽だ。言ったもん勝ち。





と、この作戦で第二関門、満点突破したのでした。


やったー。


というわけで無事、ご立派な経歴で、お美しく、優しい先生に


教えていただけることになりました。





が。


付き合っている男女、の最低のラインは


「月1会って、食事くらいはする」


だと思うのですが、それ以上のスパンだったら、たぶん付き合っているとは


言わない、あるいは一方が離れたがっている、と解釈すべきかと思うのですが、



ほーろーのレッスン頻度は


「では、月1回30分レッスンにしましょう」


ということでした。


ほんと、ぎりっぎりの生徒、ご立派な先生としては断りたいけど


断れなかった生徒感、丸出しのスタンスでございます。



どうなるんでしょうね。もう。