こづかいの使い方を教える講座や授業はけっこうありますよね
おこづかい帳をつけてみる
一緒にお買い物に行って値段を確認しながら会話してこどものお菓子を買う
など実践してもらう、あるいは実践をイメージしてもらうものが多いです
これは、お金の「使い方」を学べるので
“買いたい物を買いたいだけ買っては
お金がすぐに無くなってしまいますよ”
“だから大事に使おうね!”
こんなことを伝えて理解してもらうのがゴールですね
ではその次の、
いわば無くなってしまった!
足りなくなった!ときに
どうすればいいの?
ということが伝わりません!
たしかに、
“おこづかい(貯蓄残高)-支出=残りの貯蓄残高”
なので、将来的に貯めたりするうえでの原資も、将来の生活費を護るのにも
自分でコントロールできるのは
やはり『支出』
なので
お買い物ゲームで学ぶことは大きいです
でもそれだけでは今のコロナのようなことがまた将来起きた時には
子供たちはお金を掴むこと、手にすることが難しくなりかねません
お金を得る、つかむためにはどうしたらよいのか?
こういう趣旨の質問を子供たちにすると・・・
1)おかあさん(おとうさん、親、祖父母)に頼む~!
2)来月まで我慢する~!→定期定額のおこづかい制ならでは!?
と、大体こうなります
※さすがに親子ゲームでは「誰かに借りる!」という発想は起きないと思います
そこで
何か思い当たりませんか?
それは子供達というよりも親がお金を渡す時に
「このお金を増やしてみたら?」
という問いかけや提案があったらどうだったでしょうか?
あるいは次におこづかいを渡す時に
「使う前に、このおこづかいをどうやったら多くすることが出来る?」
という問答をしてみていたら?
もしかしたら、お金の使い道自体、考え方が変わってきたかもしれませんね?
そして、どうしてそういう会話が出来なかったか?
と振り返ると
やはりお金のことって良くも悪くも
「学んで」こなかったことに要因がありそう
ですよね?
そもそも親の方も発想が無い
だから会話にもならない
もし思いがあっても、子供の前でお金の話、しかも増やすという話は
自分でも回答を持ち合わせていないから
何かギャンブルでもさせるような感覚?になるから口に出せない
こういうことがあるのではないでしょうか?
もしこのようなことを話したり考えたりしたこともなかった親御さんは
次におこづかいを渡す時に2~3か月分など、
いつもより多く渡してみて!
※もっと渡せる御家庭はもっと多くても構いません(笑)
するとおそらく子供からは
「なんで今月は多いの?」
というような反応や具体的な質問が来るのではないでしょうか?
そしてまずはその回答に
「今多く渡すのは、2~3か月分の先渡しだから、その間はおこづかいはありませんよ?」
「その間に使うもよし。だけど使ったとしても2~3か月後におこづかいを渡せる約束もできないの」
「だから大事に使ってみて、2~3か月後にいくら残っているかやってみてごらん」
「もちろん使わないで残しておいてもOKだよ」
「ただもう一つ一緒に考えたいのは、このお金よりももし2~3か月後に多くなっていたらどう?ってこと」
「どうしたら1円でも多く出来ると思う?おとうさんおかあさんの普段の生活も見ていて考えてもいいよ」
「つまり、この2~3か月の間、どうにか動くのにお金が要るかもしれないから先に多く渡しておくの」
「ヒントの一つは、あなたがお金を使う時は、お菓子を買っているよね?」
「じゃあ逆にあなたがお菓子を欲しい人に売るとどうなる?」
「それは『お菓子が欲しい』という人がお金を払ってくれるんだよね?」
「ということは、何かを『(解決)してほしい』と思う人、
つまり何かに『困っている人』にお手伝いや助けをしてあげると
『お金を払ってくれる』『そのものを買ってくれる』ということになるんじゃないかな?」
ではその『お金を払ってくれる』『買ってくれる』という
【お手伝い】や【お助け】というのは
どんなことがある?
どんなことが出来る?
その「一緒に」答えを探してみてください
≪正解≫のない≪ギャンブルでも詐欺でも何かの不正でもない≫
≪お金増やし方ゲーム≫を
親子で考えてやってみましょう!