今日のブログは
ひさしぶりに
みなさんのコメントに
お答えしようかな。
今日は長いぞ(笑)

 

 

「1年目の投手を1軍で焦って使うと

小さくまとまってしまう」

これについて、少し詳しく解説しよう。

 

 

まず、ルーキーで入ってきた場合

2つのことを考える。

 

 

その投手の現時点でのレベル

(プロ野球でどれくらい通用するか)と

どのように育てたいかの

ビジョンを決めること。

 

 

すでに仕上がって

入団してくる選手は少なくてね、

伸び代を持って

入ってくることが多い。

 

 

西館を例にしよう。

 

 

西館はドラ1で獲得するほどの選手だ。

潜在能力がある。

ものはいい。

 

リリーフをドラ1で獲得することは

まずないだろうし、

先発に育てるつもりではあるんだろう。

 

 

彼は、「伸び代」タイプ

 

 

キャンプ

オープン戦を終え

 

今シーズンの

開幕先発ローテには

入らなかった。

 

 

いちごの神様さん

コメントにもあるように

 

先発か抑えか中継ぎか

 

試した結果

何かが足りないから

リリーフに回された、

ということだろう。

 

 

ボール自体は悪くないと思う。

 

 

ただ、自分の持っているボールを

常に100%で投げられるなら

問題はないが

そうはいかないでしょ。

 

 

西館の場合

現状、抜けるボールが

結構な確率であるんだよね。

 

 

それに加えて、

コントロールが甘い。

 

 

プロ野球のバッターって

抜けたボールは

絶対と言ってもいいほど

見逃してはくれないもんでね(笑)

 

 

大学時代では

甘く抜けたボールでも

ファウルにしてくれたのに

 

ここでは

いとも簡単に打たれてしまう。

 

 

そこで

「あれ?ちょっと待てよ」

と思うんだ。

 

 

思った矢先に

ボコボコに打たれたとして

 

 

そんなことが

2〜3回も続けば
打たれる怖さを覚えてしまう。

 

 

そうなると次は

小手先でコントロールしたり

やたらフォークを投げようとする(笑)

 

 

それを俺は

「小さくまとまる」と

表現しているんだ。

 

 

1年目だから全員2軍で寝かして、

っていうことではなくてね。

 

 

例えば、

ドラフト5位の又木鉄平は

すぐに1軍のリリーフとして

使えると思う。

 

 

その選手にあった育て方

 

 

その辺りは

広島という球団が

うまいと思うね。

 

 

話を西館に戻そう。

 

 

彼の現状を鑑みて

1軍のマウンド

緊張する場面で

1回を投げるよりも

 

 

先発ピッチャーの基本となる力

真っ直ぐの精度、コントロール、気力、

長い回を投げ切る体力

 

 

それらを

2軍の先発ローテに入り経験してから

1軍のマウンドにあげる。

 

 

今、慌てて使うと

自滅したり

ボコボコにされる確率が高いぞ

というのが俺の見立てで

 

 

それができる環境であれば

そうしてあげた方がいい

ということ。

 

 

近年の巨人軍の台所事情では

そんな時間がない環境下にあったせいか

 

ドラ1で入団してきても

なかなか先発ピッチャーが

育たないでいる。

 

 

投げる人がいないんじゃ

仕方ないけれど

 

 

今年の巨人は

出来上がったピッチャーが

たくさん入ってきてくれたんだしね。

 

 

と、ここまでを踏まえて

オリオンさん

「この投手は1年目から

バリバリ1軍で起用したほうがいい!」

と思った投手について。

 

 

巨人軍で、と言えば

まず、俺だろう(笑)

 

 

そうだな〜

 

 

俺が見た中で

パッと思いつくのは

 

江川 卓

桑田 真澄

上原 浩治

菅野 智之

かな。

 

 

なかなか

仕上がって入団してくる投手って

少ないもんだよ。

 

 

みんな伸び代を持って

入ってきてくれる。

 

 

その伸び代を

伸ばすためには

 

 

まずその選手の素材を見極めて

ビジョンを決める。

 

 

ダイヤモンドなのか

金なのか

 

 

間違って欲しくないのは

素材に優劣はないということ。

 

 

それをしっかり見極めてあげて

磨く手助けをする。

 

 

それが

監督、コーチの役目であり

 

 

それがうまくいけば

その投手なりの

一番いい輝き方をするはず。

 

 

そう思っているんだけどね。

 

 

それでは、今日は

この辺で。