訃報が届いた。

 

 

聞きたくなかった。

 

 

北別府が亡くなったなんて。

 

 

沢村賞選考委員として

年に1度

顔を合わせていた仲間だ。

 

 

毎年、自分のことのように

嬉しそうに

選んでいる姿が

とても印象的だった。

 

 

彼が病気になったと知り

2020年1月

ブログで声をかけた。

 

 

すると、次の日

律儀に返事をくれていた。

 

 

信じていたよ。

君からの手紙を。

 

 

「来年は体を良くして出ます」

 

 

その言葉をね。

 

 

 
 
年齢は10歳ほど離れているけれど
 
 
彼の広島のエースとしての勇姿は
はっきりと覚えている。
 
 
コントロールもいい。
球のキレもいい。
スライダーも良かった。
 
 
そして
 
 
「213」も勝っているというのに
 
 
目一杯とか
苦にして投げるという
イメージはなく
 
 
「淡々と」
「飄々と」して投げて勝つ
 
 
スラっとした
スマートなピッチャー
 
 
俺の目に映る
北別府といえば
そういうピッチャーだ。
 
 
とても残念だし
辛いなぁ。
 
 
君との時間は
忘れないよ。
 
 
北別府、ありがとう。
 
 
合掌
 
 

 追伸、

北別府のブログを読んでもらおうとしたら

病室での写真になってしまう。

投げているところじゃなくてごめんな。