昨日4月12日(水)
延長10回
巨人1ー2阪神
阪神が勝った。
阪神は
1−1の同点で迎えた9回表
チャンスが訪れると
この回で決着をつけるが如く
勝負をかけてきた。
3番、4番打者が出塁すると
すぐに代走を出し
5番、6番と
たたみかけるように
代打を出して
揺さぶりをかける。
大勢がやっとこさ凌いで
「0」に抑えたものの
延長に入ったら
阪神は主力がいないわけだ。
しかも、甲子園独特の
ワイワイした中ではなく
本拠地での戦いで
接戦を落としてしまったのは
痛いよね。
先発はメンデスと
村上頌樹(しょうき)くん
メンデスは
ヨレヨレしながらも(笑)
よく投げたと思うよ。
前回より
コントロールが
良かったね。
しかし、中継ぎが心配だ。
特に、出てきてすぐに
フォアボールを出すようじゃ
中継ぎとして
役をなしませんよ。
高梨は勝負球が決まらないね。
まだ調子が上がってきていないのが
自分でもわかっているんじゃないのかな。
さて、最後に一言。
阪神の先発 村上くん。
彼は7回までパーフェクト。
誰1人として
1塁ベースを
踏ませなかった。
しかし、8回。
彼の打席が回った時に
代打が出された。
村上くんのパーフェクトは
ここで途絶えたことになる。
阪神は1点リードしていた。
俺個人の思いだが
投げ続けさせて欲しかったねぇ。
正直言って
ボールは落ちていたよ。
プロ3年目
まだ1軍で勝った経験がない。
続け投げても
打たれたかもしれない。
それはわからない。
でも、打たれたっていいじゃないか。
彼に決着つけさせてあげてほしかった。
これは、ピッチャーとして生きてきたものの
わがままかもしれんがね。
みんな「若い」という。
まだ時間がある、次があるって。
俺もそう考えた1人だった。
19歳の時
ノーヒットノーランを
達成できるかどうか
チャンスが回ってきた。
そして9回
最後の1人を迎えて
カウント3-0になった時
ベンチから歩かせろのサインが出た。
でも
これからノーヒットノーランを
やろうとするピッチャーが
ヒットを恐れて
一塁に歩かせるなんて
とんでもないって思った。
だから、
ベンチのサインを無視して
勝負したんだ。
その時、思ったのは
「自分は若い。このチャンスをのがしても
また次がある。」そう思ったからだ。
でも、18年のプロ野球人生で
そんなチャンスには
二度とめぐりあえなかったよ。
先のことはわからない。
だからこそ、
目の前にチャンスがあったら
本当にそれが欲しかったら
掴みにいってほしい。
そのチャンスを与えてあげてほしい。
村上くんは
交代した後も
勝ち投手も逃したけれど
いい笑顔をしていたね。
これまでを考えたら
1軍のマウンドで
7回でもパーフェクトが出来た自分に
満足していたかもしれんな。
彼には、次を期待したいね。