今朝の読売新聞

「堀内恒夫の直球でいくよ!」

 

 

それを読んでくれた

めぐさんからの質問

 

「菅野投手『手投げ』の状態が続くと

肘に影響は出ないのでしょうか?」

 

今日はこの質問に

お答えしようかね。

 

 

 

新聞のコラムの中で

菅野が痛めた腰の影響で

「手投げ」になってる、という

お話しをしたんだよね。

 

 

 

俺の見立てだけどね

菅野はもともと

肘を痛めるような投げ方をしてんのよ。

 

 

 

だけど、彼の持つ身体能力

体の強さで今までやってこれた。

 

 

 

そんな彼も今年で30歳になる。

 

 

 

俺思うんだけど

彼はピッチャーとして

今、分岐点にきてるんじゃないのかなぁ。

 

 

 

例えばスピード

 

 

 

今まで155キロのストレートが

出ていたピッチャーが

140キロ台に落ちれば

 

 

 

バッターからすると

打ちやすく感じるのは

想像できるかな?

 

 

 

そうなるとストレートで勝負せず

今度は変化球でかわそうとする。

 

 

 

それと、ストレートを投げる時は

体全体を使って投げるけど

変化球は体を止めて投げるからね

 

 

 

腰が悪い菅野にとって

その方が楽なんだろうね。

 

 

 

だからスライダーを

多く投げるようになり

それも打たれると

今度はフォークに頼る。

 

 

 

それとね

これは俺の持論なんだけど

 

 

 

最近の菅野

自己ワーストの10失点やら

自己最短の1回0/3で降板したりと

今までになく打たれてるよね。

 

 

 

打たれることが少ないピッチャーが

こうも打たれ始めると

「打たれる怖さ」が出てくるもんなんだ。

 

 

 

俺が言う宮國が知った「怖さ」とは

ちょっと違う意味合いなんだけど

 

 

 

その怖さが出るとね

ストライクを取るのに

丁寧に投げようとするのよ。

 

 

 

そして

痛めた腰をかばうように

上体で投げようともする。

 

 

 

あんまりいい状態じゃないよね。

 

 

 

でもね

菅野は本当にいいピッチャー

 

 

 

今までの自分が通用しなくても

考え方次第

方向性を変えていけばいい。

 

 

 

じゃあ、具体的に

どうすればいいのか。

 

 

 

それは菅野が

自分で考え

その答えを出すはずだよ。

 

 

 

ただ俺から彼に言えることは

 

 

 

君はコントロールが非常にいい

それがあれば

必ず生きられるから。

だから怖がらないこと。

 

 

 

そしてチームが

勝つか負けるかは

自分だけじゃない

打線との兼ね合いだからね。

 

 

 

いくら「0」で抑えたって

打線が打ってくれなきゃ

チームは勝てない。

 

 

 

3点くらい打たれたって

打線がそれ以上打ってくれたら

チームは勝てる。

 

 

 

当たり前のことだけど

そう思えは

少しは気持ちも楽になる。

そうじゃない?

 

 

 

自分が打たれたって

勝つ術はあるから。

 

 

 

今年勝つには

菅野がここをどう乗り越えていくのか

それがポイントになるだろうね。

 

 

 

今年1年か来年あたりまでは

顔で勝てる試合もあるだろう。

その間に上手く自分を変えていくこと。

 

 

 

上原や内海が

そうしたようにね。

 

 

 

頼んだよ、菅野

君ならできるから。

期待しているよ。