松坂くんの件に関して

俺なりの考えを

昨日のブログに書いたけど

それに対し、たくさんの方が

同じように声をあげてくれました。

 

 

 

本当にありがとう。

 

 

 

みんなの声が合わさって

良い方向に向かうこと

そればかりを願って止まないよ。

 

 

 

 

さて、今日のブログはね

なかなか結果が出せず

自分に自信が持てない

 

 

 

そういう選手らに向けて

メッセージを送りたい。

 

 

 

「なかなか結果が出ない」

そんな時は

今までと違ったことを試してみる。

それも一つの方法だ。

 

 

 

例えば、斎藤雅樹

 

 

 

数々の記録を残し

野球殿堂入りもしたけれど

決して順風満帆じゃなかった。

 

 

 

彼は最初

上から投げて結果が出せず

藤田元司監督の勧めもあって

横から投げることにした。

 

 

 

そうしたら

今まで打たれていたバッターたちが

目の前でクルクルと回ってくれる。

 

 

 

そうやって打たれない経験を

少しずつ積んでいった雅樹は

 

 

 

まるで「自信の雪だるま」

を作るかのように

ちっちゃいところから

段々とデカくしていったんだ。

 

 

 

ここで一つ

 

 

 

「じゃあ僕も」と

腕を下げる時は

慎重に願いたい。

 

 

 

なぜなら腕を下げたら

そう簡単には

上には戻せないからだ。

 

 

 

これはいわゆる

病気になった時の薬と一緒

 

 

 

人によって

合う合わないがある

 

 

 

雅樹には

「腕を下げる」処方箋が体に合った

という一例に過ぎない。

 

 

 

結果が出ないピッチャーが

同じように試みてきたが

 

 

 

俺の知る限りでは

成功したのは

渡辺秀武さんと斎藤雅樹

この2人しかいない。

 

 

 

そういう現実も

しっかり伝えておきたい。

 

 

 

さて、話を戻そう。

 

 

 

自信が持てるようになるには

コーチの存在も大きい。

 

 

 

レギュラーポジションは

自分で勝ち取らねばならない。

 

 

 

でもね、勝ちとるまでの

選手に育てあげる。

ここは、コーチの力量が

問われるところだ。

 

 

 

厳しいプロの世界だ

という建て前でもって

ガミガミ言ってるだけじゃあ

育つ前に

枯れちゃう選手もいるだろう。

 

 

 

大事なことは

「個」を見定めること。

 

 

 

みんながみんな

追い込まれて伸びるとは限らない。

 

 

 

俺は基本

選手には厳しく接するけれど

それも相手によるよ。

 

 

 

自信のない選手は

まず目がおどおどしている。

 

 

 

かつての雅樹もそうだったよ。

だから

自信が持てるようになるまでは

褒めるように努めたもんさ。

あいつがどう感じてたかは

別だけどね(笑)

 

 

 

でもさぁ

誰も最初から

自信なんてないよね。

 

 

 

みんな口では

調子良い事言ってても

何らかの不安はあるもんさ。

 

 

 

やる前から

打たれたらどうしよう

負けたらどうしよう

 

 

 

人間の思考ってやつは

こんな風に

先に進んで不安がったり

過去に戻って悔やんだり

やたら忙しい(笑)

 

 

 

でも、そんな不安や迷いが起きたら

自分の芯・軸となるものを信じて投げる。

俺はそうしてきたな。

 

 

 

そうやって

「今」の自分に戻してやる。

 

 

 

俺さ

常に自信満々に投げてたと

思われてるけど(笑)

あるとすれば

それは最初のうちだけだったよ。

 

 

 

プロ初先発から13連勝できたけど

そん時は

やたら力一杯投げてただけで

 

 

 

「俺のボールは打たれない」って

いい方に勘違いしてたのが

良かったんじゃないのかな(笑)

 

 

 

そう言えば

「いつ打たれんだろ」なんて

思ったことないもんな(笑)

 

 

 

自信がない、って言ってる選手も

みんな何かしら

いいもの持ってんだよね。

 

 

 

打てなくても

肩が強いとか

足が速いとか、ね。

 

 

 

そうやって

まず自分にあるもの

それを芯・軸にして

「自信の雪だるま」を

作っていこうよ。

 

 

 

さぁ、今日からの沖縄キャンプ

そして2軍3軍は

引き続き宮崎キャンプで

 

 

 

練習も自信を培ってくれるものだ。

どんな形でもいい

自信が持てるまで

追い求めてやる。

 

 

 

そして

それぞれの課題を克服して

一つ上のステージへ!

 

 

 

みんな、頑張れよ!