みなさん、こんばんは。



「冬季トレ」を終えて
ひと段落したところなんだけど



さて、今日のブログは
昨日の番組と「川上監督」について
少しお話ししようかな。



みんなに「是非ご覧ください」って
お誘いしたんだから
俺の感想も言わなくちゃな。



昨日は
読売ジャイアンツ球場から
戻ってきて



冷えた体を
芋焼酎で温めたもんだから
アルコールの回りが速くてね



ブログをアップした後は
一度記憶を失ったんだけど
「親父さん」が現れる直前に
ふと目が覚めた。
さすがだろ、俺(笑)



昭和偉人伝「川上哲治」



引き込まれる展開に
あっと言う間の
1時間だったよ。



「巨人V9時代の監督」としては
あまりにも有名だけど
browne777さんのように
初めて聞いたエピソードが
みんなにもあったんじゃない?



でも思った。



1時間じゃ足らんてね(笑)

 

しかし、川上監督は本当
野球に厳しかったよ。



でもね、俺
直接怒られたことはないんだ。



選手がヘマすりゃあ
俺たちの見えないところで
コーチが手厳しく
やられてたみたいだよ。



だからコーチも
選手を叱るんじゃなくて
必死に教えてくれたさ。




ただし、川上監督が
人前で怒る選手が
ひとりだけいた。



それが長嶋茂雄さんだ。



長嶋さんにだけは
ベンチで怒鳴りつけた。



今、思うに
長嶋さんという
チームでのポジションと
性格を見越しての出来レース
じゃなかったのかな。




長嶋さんを叱ることで
ベンチはピリピリしたけれど
当の長嶋さんが
後に引くタイプじゃない。



すぐ忘れちゃう(笑)



でも、それが良かった。



これが王さんだと
真剣に考え込んでしまうからね。



1軍2軍の入れ替えも頻繁だったよ。



俺もね
「ストライクの入らんピッチャーはいらん」
って、2軍に落とされたことがあったね。



そのお達しはこうだ。



後楽園球場は
選手のロッカールームが2階にあり
幹部室は1階にあった。



試合の後
その1階から2階へ
階段を上ってくる革靴の足音が
聞こえる日があるんだよ。



スパイクの音とは明らかに違う
その靴音の正体は
マネージャーのものだ。



その音が聞こえると
選手はみな
戦々恐々となった。



きっと誰かが落とされる。



予想通り
マネージャーはある選手に向かって
こう言うんだ。



「明日から多摩川で練習して下さい。」




俺は現役時代
川上監督に
直接怒られはしなかったが
褒められもしなかった。



だけどね、V10を逃し
川上さんがユニフォームを脱いで
少し経ったころ



あるラジオ番組に
ゲスト出演した時に
こう言ったそうだ。



俺は、このラジオを聞いていない。



川上さんの言葉を
たまたま聞いていた知人が
慌てて電話をくれたんだ。




川上さんが
ラジオでこう言ってたぞ!



「堀内がいたからV9は勝てた」って




もちろん、親父さんの
リップサービスかもしれんね。



でもそうだとしても
そんな風に褒められたのは
後にも先にも
この一言だけなんだ。



だから正直、嬉しかったさ。



でも、その件に関しては
知らぬふりをしてきた。



だから俺も
親父さんに直接
お礼が言えないまま
こんな歳になっちゃった。



親父さん
ありがとうございました、
の一言がね。