今日はね
ちょっと昔話をしようかなと。
巨人から
広島東洋カープに移籍して
活躍した選手と言えば
まず頭に浮かぶのが
このお二人さんだな。
1学年先輩の小川邦和さんと
同級生の萩原康弘
萩のことは
この間、話題にしたばかりなので
今日は、小川さんから聞いた話を
ご紹介しよう。
（2018年6月撮影 「サイカイ」にて）
小川さんは
もともと広島県出身でね
県立尾道商業高校の
エースピッチャーとして甲子園に出場し
春の大会だったかな？
準優勝投手になったんだよ。
ちなみに
決勝戦を投げ合ったのが
徳島県立海南高校で
西鉄ライオンズから
プロゴルファーに転向した
「ジャンボ尾崎」こと
尾崎将司さん
小川さんと言えば
「シピン殺し」で有名でね
（マウンドで投げてるのが小川さん）
大洋ホエールズの大砲
ジョン・シピンを
独特のサイドスローで
ビシッと抑えてさ。
これがまた
全然打たれないんだよ。
俺なんか
シピンに何投げてもダメ
どうしても打たれちゃうから
もう出てくるだけで嫌でさぁ（笑）
それが悔しくて悔しくて
一度、小川さんを真似て
横から投げたことがあったよ（笑）
それでも打たれちゃったけどね
その後
シピンが巨人に来てくれた時は
嬉しかったねぇ～（笑）
おっと
前置きが長くなっちゃったけど
話が古すぎて
ついてこれないかな？（笑）
さて
小川さんの思い出話の舞台は
東京ドームの前身
後楽園球場のブルペンでの出来事
後楽園球場のブルペンってさ
今の神宮球場みたいに
始めは外にあったんだよね。
それがさ
ブルペンからの暴投が多くて
ベンチに入るもんだから
身内から苦情がきちゃってね
内野と外野スタンドの間に
移動させられちゃったんだな。
まぁ、暴投するのは
俺、一三さん、倉田さん
だいたい
この3人だけどね（笑）
そのブルペンで
小川さんが肩を1回作って
その後グローブを
スタンドとの仕切りの金網に引っ掛けて
試合の状況を見てた時のこと。
リリーフで名前を呼ばれて
よし！いくぞ、と
グローブを取ろうと思ったら
「ない！」
あたりを探しても見当たらない。
時間もないし慌てて
そばにいる選手から
グローブを借りて
マウンドに向かったんだって。
そうしたら
そのグローブがカッチカチで
これじゃあ
ボールが捕球出来ないよって
今度はそれで焦ったらしいよ。
ピッチャーゴロとか
飛んできたらアウトだ
小川さん、気持ち切り替えて
守備をしなくて済むには
三振を取るしかないだろうって
それで本当に
三振に仕留めたらしいよ。
さすがだねぇ。
その後
なくなったグローブが
小川さんのところに
返ってきたらしいけど
どうやらファンの子が
持っていったらしくてね。
返ってきたグローブには
阪神の田淵幸一さんのサインとかが
書いてあって
結局使えなかったらしい。
去年の「サイカイ」の時に聞いてね
そんなことがあったなんて
俺、全然知らなかったよ。
ブルペンでの出来事
もう1つ聞いたんだけど…
長くなりそうだから
続きは明日にするね