今日のお題はこれでいこう。

(巨人軍公式サイトより)

 

この質問は

何人かの方がくれたので

代表してkuro6312さんコメントを

使わせてもらったよ。

 

 

 

田原と直接話をしたわけじゃないから

「ひどい環境」という全容を

知っているわけじゃない。

 

 

 

なので、この件に関しての

新聞等の記事に書いてある

内容だけでもって

俺の考えを

お話しさせてもらうからね。

 

 

 

田原のコメントとして

スポーツ報知にはこう書いてあった。

「100%でいきたいのに50、60%でいかされたり。

『(肩を)作らなくていいよ』と言われて待機していたら、

『やっぱりいくよ』とか。何も言われていなくて、

急にいくことになったりとかですね」

 

 

 

100%でいけないこともあり

急にいくこともある。

それが日本の

「中継ぎ」事情だよね。

 

 

 

メジャーの現状はこうだ。

 

 

 

先発は球数制限もあるから

頃合いを見て中継ぎに繫ぐ。

 

 

 

ベンチから

次のピッチャーを指名して

肩を作らせる。

作ったらいかせる。

 

 

 

つまり

次に誰が投げるか決まっているし

決まっている選手しか肩を作らせない。

合理的ではあるよね。

 

 

 

俺が現役の頃は

先発完投型の時代

勝っていれば投げ続けたから

極端に言うと

先発が代わる時は負け試合

 

 

 

だから

「中継ぎ」と言えば

「敗戦処理」

そう呼ばれていた。

 

 

 

それからしばらくして

「勝っていても繫ぐ」

そういう時代へと

移っていく。

 

 

 

先発・中継ぎ・抑え

その役割分担は

投手の力の差・格付けが

しっかり決まっているから

 

 

 

力のあるものから

先発、抑えと任され

そこに入れなかったものが

中継ぎ担当となる。

 

 

 

だから

結果がなかなか出せなかったり

経験が浅い若手だったりが

役回りとなることが多かった。

 

 

 

試合は生き物だ。

 

 

 

例えば

先発がいつ崩れるかわからない

崩れそうでも持ち直すこともある。

その交代のタイミングは

監督が決めること。

 

 

 

だから

いつ投げるかわからない。

肩を作っても投げない。

作ってなくても投げる。

なんてことは当たり前に起こる。

 

 

 

ハッキリ言って辛いよ~

 

 

 

でもね

1球で試合の流れが変わることは

みんなわかっているし

 

 

 

任されてる連中は

いつでもいけるように用意して

チャンスを待っていた

そういう感覚だったよね。

 

 

 

辛い状況だからこそ

奮起して

ここで結果を出して

先発や抑えに回りたい

そういう発想をしていたんだ。

 

 

 

そして現在

分業化も更に進んでいる。

 

 

 

試合には、ある程度

読める試合っていうのがあって

 

 

 

勝ち越していれば

勝ちパターンのリリーフ

リードを許しているなら

このリリーフと

 

 

 

メジャーほど

ハッキリはしていないけど

これもある程度の

役割分担が

決まってきている。

 

 

 

決まっている時は

わかりやすいし

負担も減るだろう。

 

 

 

基本はコーチが

肩を作るように

指示を出すけれど

役割分担がわかれば

自ら作り始める選手もいる。

 

 

 

それでも

突然流れが変わったりして

予定通りいかないことも

そりぁあるさ。

 

 

 

読めない試合の時なんかは

右・左2人の中継ぎを用意して

監督が

「よし!今だ!コイツでいこう!」

っていう指示を待つ。

 

 

 

こうした

読めない試合もあるからこそ

コーチが率先して

日頃から選手に対するケア

意志の疎通を図る

これが大事になってくるよね。

 

 

 

俺はね

メジャーのようなシステムは

合理的ではあるけれど

 

 

 

監督が流れを読み

その時その場面にあった

選手に託し勝ちを得る。

そういう日本の野球が

好きなんだよなぁ。

 

 

 

ピッチャーだけじゃなく

打線だってそう

1番から9番までの役割があってさ

 

 

 

1番が出て走って

2番が頭使って

ピッチャーと駆け引きしながら繫いで

3番が・・・っていう

役割分担がしっかりあって

味のある繊細な野球

 

 

 

それには選手みんなの

自己犠牲の精神があって

成り立っている。

 

 

 

俺にはここまでのことしか

言えないけど

 

 

 

来季は心機一転

こういったチームが勝つための

自己犠牲の精神と

選手1人1人の努力が

結果に結びつくこと

それだけを願っているよ。

 

 

 

がんばれ!

ジャイアンツ!