今日のブログは
F 017さんの質問に
お答えしていこうと思う。
ちょっと質問が長いけど（笑）
まんべんなく
お返事したいので
全文掲載させてもらいます。
若手を起用するにあたって
まず、その選手が持っている良いもの
これを見抜く力が必要だよね。
潜在能力も含めて
この選手はダイヤモンドなのか
それとも金なのか銀なのか
その選手の資質を
きっちり見極めてあげる
全員が4番打者である必要はないし
1番打者の資質がある選手を
4番打者に育てようとしてもいけない。
ダイヤモンドの資質があっても
磨き方を間違えれば
ただの石ころと同じ
でもその資質通りの磨き方をすれば
その選手にとって
1番綺麗な輝きを放ってくれるはずだ。
まずはそこからだな。
今年の巨人
若手同士のポジション争いと言えば
セカンドの吉川尚輝と田中俊太だね。
このブログでも
何回かお話ししてきたけど
俺は吉川尚輝を
開幕スタメンオーダーと推した。
なぜ吉川尚なのか。
最終的には
総合力で判断することにはなるけれど
まずは守り
特にセンターラインは
守り重視
俺がいつも選手に
言ってきたのは
ファインプレーはいらないよ
大事なことは
どれだけミスが少なく
安定した守りができるか、だ。
そしてショートには坂本がいる
彼は非常に能力が高い
この坂本に見合った
もしくは彼のプレーに
ついていける選手だということ。
次にバッティング、走り…
という順番でみていった結果だ。
特に二遊間はダブルプレーなど
お互いのタイミングやクセを知るには
ある程度の時間が必要
だから少々打てなくても
待つ意味がある。
そして一番大事なことは
吉川尚が我慢して起用するレベルにある
ということ。
かたや外野手
こちらもそろそろ
若手が出てきてくれないと
いけない時期だけど
ベテラン勢をおびやかし
我慢して使いたい選手が
まだ育っていないようだね。
F 017さんの例えで
「重信を我慢して使い続けたい」
とあるけど
まず重信がそのレベルに
達しているか、だね。
俺は開幕前
外野手の若手スタメン第一候補に
重信を挙げた。
センターだと守りも大事だけど
外野手はバッティングの方に
重きをおきたい。
重信の良さは
足を上手く活かして
塁に出てかき回す
バットを短く持って
しつこく粘る
1番という打順の資質にも
ピタリとはまる。
でも左ピッチャーに対しての打率が
恐ろしく悪かったり（笑）
守備でポカが目立つとなると
とっかえひっかえになっても
仕方がないと言える。
つまり首脳陣が
我慢すると決めて起用していないから
そうなる、ということ。
それから君の言う
控え選手、二軍選手のモチベーションとして
どうだろうか、というくだり
まず力の差を
自分で決めちゃだめよ。
こればっかりは
第三者が決めること。
だからこそ
自分から腐ってどうする
と言いたいね。
チャンスがあったら
アピールしろって
よく言うでしょ。
決めるのは首脳陣なんだから
その目の前で結果を出せ！
へこたれてどうする！
俺はそう言いたいね。
岡本和真だって
今年ようやっと
我慢して使うレベルまできたから
そうしたのであって
それまでの3年間で
何試合か1軍で経験しているけど
ベテラン勢を押しのけるほどの
力が足りず定着しなかった。
でも、そこでへこたれなかった結果が
今年にあると思うんだ。
と、ここまでお話ししてきたけど
これはあくまでも俺の考え
起用する側の考え
判断というのは
首脳陣の求める野球
どういう野球がしたいのか
例えば
守り重視か
攻撃重視か
その目指すところの違いによって
起用される選手も違ってくる。
それは
野球解説者の話を聞いていても
感じるところだと思う。
でも選手諸君にいいたい。
どんな状況にあっても
ユニフォームを着れてる間は
絶対にへこたれたらダメ
それだけは忘れないでほしい。
さぁ、明日はドラフト会議
どんな若者が入団してくれるか
楽しみだね