昨日、メットライフドームに
向かう途中
スポーツ報知の記者から
俺の携帯に着信があった。
折り返しの電話だ
おお、アイツから
かかってきたぞ
そう思って出たら
電話の主と全然違う声
それも聞いたことがある声だ
「ホリさん!何やってんすか?
早く来てくださいよ!
もう試合始まってますよ!」
始まってるわけね~だろ(笑)
と喉まで出かかったけど
相手が誰だかわからんし
一瞬返答に困っていたら
「達川ですよ!」
「な~んだ、たっちゃんか(笑)」
現福岡ソフトバンクホークスの
1軍ヘッドコーチ
元広島東洋カープの捕手
達川光男だよ
現役の頃から
なんやかんやと
ちょっかい出してくる(笑)
俺がバッターボックスに立った時
「次はストレートがきますよ」
わざと耳打ちしてくるんだよ。
それで
カーブを投げてきたことが
何回あったことか
たっちゃん
俺はそのたんびに
君の言葉を信じて
ストレートを待ってたのにさ(笑)
ある時
「またやりやがったな」
って思ってさ
ベンチに戻る前に
バットのグリップエンドで
軽くたっちゃんの頭を
コツン、って叩いたんだよ。
キャッチャーって
マスクの下に
ヘルメット被ってるでしょ。
その上からチョンと軽く、だよ
そうしたらアイツ
どうしたと思う?
その場でワザと
倒れ込みやがった(笑)
もうこんな話
山ほどあるよ。
でも、なんだろうねぇ
悪びれてないっていうか
憎めないタイプっていうのかい?
本当に面白いヤツだよ。
久しぶりに
たっちゃんの声を聞いて
当時の広島との戦いを
昨日のことのように思い出しながら
メットライフドームに向かったよ。
マツダスタジアムは
どうしてるかなぁ…
メットライフドームの記者席ってね
テレビモニターが置いてあって
昨日は広島-巨人戦を流してたんだ。
俺としてはどうしたって
テレビの方も気になるもんだから
チョコチョコと見てたさ。
めぐさん
短期決戦での
初球打ちについて、だね。
短期でも長期でも
初球打ち自体
打って悪い、ってことはないよ。
ダメとは言わない。
でもそこに裏打ちされたものが
あるのならば、だけどね。
昨日の試合
4回無死1塁
鈴木誠也くんが
初球で仕留めた2ランホームラン
かたや
6回一死1、2塁
初球を仕留められなかった岡本と
同じく二死満塁から
初球を仕留められなかった長野
鈴木くんは
曲がりが見えてたよね
その前の丸くんの打席で
カーブが甘いところにきてるの見て
狙って打ちにいった。
岡本の場合は
ファーストストライクを
狙っていたんだろう。
でも、ド真ん中にきて
力んだんじゃないかな。
長野の場合
前の陽の打席が
四球だったでしよ。
四球の後の1球目を
狙いにいったんだろうね。
ピッチャー心理として
四球を出した後って
早くストライクを
取りに行きたいから
次の打席の1球目は
高い確率で甘く
打ちやすいボールがくる
って言われてるからね。
でもね
この長野の場合
100回打っても打てないよ
っていうくらい
難しいところにきた
難しいボールよ。
ここはね
バットを止めて欲しかった。
甘い球がくるだろうと
狙っていたとしても
こないとわかったところで
堪えて欲しかった。
いや空振ってもいい。
それでも1ストライク
あと2つのストライクが残っている。
勢いでいっちゃったんだろうけど
長野にはそこを求めたい。
同じ初球狙いでも
俺はそう見てたよ。
ピッチャーが出す四球もそう
場面場面によって
考え方、見方って違ってくる。
例えばね
長距離バッターに対し
3-0からストライクゾーンに投げて
ホームラン打たれるなら
四球で歩かせた方がいい
という場面もあるでしょ。
それと一緒で
初球狙いも
一概には言えないよね。
2ランかキャッチャーフライか
打てる打てないは
結果論だから仕方がない
ただ
その場面にあった
その選手の役割分担
求められてること
それを果たそうとする姿勢
それが伝わればいいのよ。
それは必ずや次に繋がる
俺はそう思うんだ。
広島は
1回に丸くん
3回に田中くんと
盗塁を試みた。
どちらも成功はしてないけど
揺さぶりをかけてきたよね。
そういうことを
巨人がやらないと。
1回田中俊に
ヒットエンドランのサインを出して
結果が出なかったとなると
ベンチは慎重にも
消極的にもなるもんだ。
でも由伸の「思いのままに」
失うものは何もないんだから
思い切ってやってほしい。
よし!
今日もチーム一丸で!
そう簡単に
終わらせてなるもんか!
がんばれ!
ジャイアンツ!
がんばれ!
ヨシノブ!!!