また1人
思い入れのある選手が
ユニフォームを脱ぐと決めた。
北海道日本ハムファイターズ
矢野謙次選手
昨日、矢野から
俺のところに
電話がかかってきたんだよ
「今年で終わります」って。
2002年のドラフトで
國學院大學から巨人に入団
大学から入って16年だ
よく頑張ったなぁ。
俺の監督就任2年目
2005年は
今の巨人のように
怪我人ばっかりでさ
そこで目をつけたのが
矢野謙次だった。
彼はね
とにかく元気があるのよ。
ベンチのムードメーカーで
1番声を出してたよね。
そして使えば
ハッスルプレーを
見せてくれる。
バッターボックスに立つとさ
なんとしてでも塁に出てやる
という泥臭さ
ボールに食らいついて
いこうとする姿勢
そして塁に出たら走る
という積極性
矢野のプレーを見てるとね
使ってて楽しくなるんだ。
だから例え結果が出なくても
こちらも納得できる。
スタメン起用もしたけど
そのシーズンは
代打の方が多かったな。
代打でも勝負強かったよ
特に左ピッチャーに強くてさ
当時の控えで1番良かった
そう思ってますよ。
ただ、彼自身も
よく怪我をしてね
怪我との戦い
だったんじゃないかな?
だからシーズン通して
満足して出られなかったよな。
矢野よ
昨日は連絡をくれてありがとう。
いくつもの怪我と戦いながら
大好きな野球が
長くやれて良かったな。
俺も君と一緒に野球がやれて
楽しかったよ。
16年間
本当におつかれさまでした。
一息ついたら…
また野球かな?(笑)