今日からの阪神3連戦
交流戦をいい流れで
迎えるためにも
1つ1つ確実に
とっていかなくちゃいかんな。




ブログの方は
阪神戦に向けて、と
言いたいところだけど
今日はエースが投げるし




対広島戦で
ピリッとした内容が
続いたので




今日は
ちょっと一呼吸入れて
kaji1984さんからの質問に
お答えしていこう。

じゃあ
サインを少し教えるね、って
言えるわけないじゃんね(笑)



とは言え
せっかくだから
説明できる範囲で
お話ししようかな。




守備で誠司が
味方のベンチを見てるのは
ランナーが出た時や
大事な場面



どういう
フォーメーションでいくのか
確認をしている。



各バッターに合わせての
フォーメーションは
データをもとに決め



それを頭に叩き込んで
内外野手とも
その都度
守備位置を変える。



これに
インコース攻めでいくから
もうちょっと右に、とか
左にとか
誠司が微調整する時もある。




アメリカでは今
1球1球ベンチから
球種のサインを
出してやってるけど
日本ではまだだね。




バッテリー間のサイン交換は
解読してもいいんだけど
今はね
バッターに伝えちゃいけない
そういう決まりになってるんだ。




昔はね
セカンドランナーが
キャッチャーのサインを見て
バッターに伝えてたもんだけど



それじゃ、バッター有利で
勝負として
フェアーじゃないもんな。



それと選手が移籍するから
サインは毎年変えるんだよ。



それじゃ最後に
俺が現役時代に使ってた
サインプレーを1つ
ご紹介しようかね。



セカンドランナーがいて
牽制する場合



まずセカンドのベースカバーに
セカンドの土井さんが入るのか
ショートの黒江さんが入るのか
俺がサインを出す。




詳しくはこうだ。



ピッチャーが滑りどめに使う
ロジンバッグってあるでしょ。
あれを手にとってね
いかにも使いましたよ
ってなフリしてさ



俺の
右側にポンと落としたら黒江さん
左側に落としたら土井さん
がベースに入る。



そうするとね
今度は土井さん、黒江さんから
ベースに入るタイミングの
サインを出してくる。



直接入る
ランナーの後ろから入る
後ろを大きく回ってから入る



直接入るのと
フェイントをかけて入るのじゃ
ベースに入る
タイミングが違うでしょ。



そのサインで
投げるタイミングはわかった。



じゃあ、そのタイミングは
どこから計るか。



それはね
いくぞ、ってなったら
土井さん、黒江さんが
グラブを開いて
俺に見せるのよ。



それが合図で
俺は一旦正面を向いて
バッターと勝負するか
と思わせといて
タイミングを見計らって
セカンドに牽制する。



どう?
伝わるかな?



牽制はタイミングが合わなくて
捕球できなかったりすると



余計なとこまで
転がっちゃったりして
逆にチャンスを
与えかねないからね。



リスクはあるけど
やらなきゃ
ランナーに余裕を与えてしまう。



いかにベース近くに
ランナーを引きつけておくか。
牽制は大事な戦術のひとつだね。



なんでこのサインプレーは
堂々と説明しても
大丈夫なのかって?



それはね
金田正一さんがさ
テレビの解説してて
全部喋っちゃったんだよ。



「あっ、今
堀内が右側に
ロジンバッグを落としましたからね
セカンド牽制で
ショートが入りますよ」ってね(笑)



kaji1984さん
このくらいでいいかい?



さぁ、今日は菅野
大事な1戦目
お任せしましたよ。



がんばれ!
ジャイアンツ!