広島への作戦会議

自分から声をかけてて

申し訳ないけど

今日はこの話をさせてほしい。

 

 

 

ゆうしゃさんから

質問もきてたけど

「岡本のバント」と

「立岡のバント」について

 

 

 

田中俊太の打席についても

解説したいところだけど

今日はこの2つのバントについて

俺の視点から

お話ししていこうと思う。

 

 

 

 

昨日は

エース菅野が先発した。

 

 

 

チームは連敗してるし

エースが投げた試合だ

巨人ベンチが

「どうしても勝ちたい」

その強い意志が

焦りに見えた場面があった。

 

 

 

「岡本へのバント」だ。

 

 

 

場面はこうだ。

7回表 巨人の攻撃

先頭打者マギーが四球で出て

ノーアウト1塁

次の打者は岡本和真だ。

 

 

 

ベンチは岡本に

バントのサインを出した。

 

 

 

俺は正直解せなかったねぇ。

ここはどんな結果になろうとも

岡本には打たせて

あげてほしかった。

 

 

 

なぜなら彼は

巨人のクリーンナップ

4番打者として

育てているからだ。

 

 

 

俺のシーズン前の見立てでは

7番の打順でもって

自由に打ってもらい

ゆっくりでも育ってくれたら

なんて思ってたらさ

 

 

 

4月の段階で

打率3割以上の成績を残し

5番を打つまでに

自ら這い上がってきてくれた。

 

 

 

よく育ってくれてるし

5番という役割を

充分にやってくれてると思うよ。

 

 

 

だからこそ

岡本にバントをさせる時期じゃない

シーズンも始まったばかりだしね。

 

 

 

さぁ、そこで気がかりなのが

あの場面で

打たせてもらえなかった岡本が

「俺は信用されていない」とか

「まだ認められていない」

と思って萎縮することだ。

 

 

 

 

和真よ

君は5番打者として

充分に成長してくれている。

 

 

今回のバント失敗を

気にし過ぎたらいけないよ。

 

 

長嶋さん、王さんに対して

ベンチからバントのサインなんて

出たことないから。

 

 

でもね、サインは出なくても

自ら判断してやったことはあったよ。

そして、やった時は成功している。

 

 

さぁ、次のステップだ。

「俺は信用されていない」

と萎縮するのか

「俺はもっと信用されたい」と

さらに練習を重ねて

打てるようになるのか!

 

 

 

 

君はどちらを選択するかい?

 

 

 

 

さて次が

「立岡へのバント」だ

 

 

 

12回表 巨人最後の攻撃

ノーアウト1、2塁

立岡はフルカウントからバントして

結果キャッチャーの併殺打

 

 

 

あそこはね

作戦として

最後までバントのサインで

問題なかったと思う。

 

 

 

 

「昨シーズン

立岡のバント成功率が悪かったんだから

やらせるべきじゃなかったのでは」

なんて意見も耳にしたけど

それは逆じゃないかな。

 

 

 

あそこはね、選手(立岡)に

作戦を合わせるんじゃなくて

ベンチの作戦に

選手(立岡)が合わせて

結果を出して

もらわなきゃいけない場面だよ。

 

 

 

立岡が期待されているのは

ホームランを打つことじゃない。

 

 

ベンチが彼に期待していること

それが昨日の「バント」だよ。

 

 

厳しいこと言うけど

そういう場面で

きっちり結果を出せなければ

レギュラーには

なりきれない

 

 

立岡よ

次のチャンスには

きっちり結果を出せるように

昨日の場面を反省して

次につなげてくれよ!

 

 

 

 

日本の野球は

とても細かくて

つなげる野球だ

 

 

 

9人の役割分担

打順によって

求められていることは

当然違う

 

 

 

 

自分の特性を知り

自分に求められていることは何なのか

 

 

 

 

岡本が求められていること

立岡が求められていること

 

 

 

1人1人が

それにきっちり応えていけば

自ずと結果はついてくる

そうじゃないかな?

 

 

 

よし!

今日は勝つぞ!

 

 

 

さっそく

岡本が打ってるじゃないか!

 

 

 

がんばれ!

ジャイアンツ!