CBC代表取締役 堀太郎のブログ -18ページ目

大野えり


CBC代表取締役 堀太郎のブログ


昔からの「大野えり」フリークでした。病的な…と言ってもいいかも。。。
出会った時の衝撃は忘れられません。

ともかく全部が魅力的な人なんですよね。


シャープなセンス、溢れる才能と優れたテクニック、知的なニュアンス、豊かで深い声、しなやかでアグレッシブなパフォーマンス。

そして、天才と努力が交錯し、独特のchaosを持つ人間性。。。


ともかく、彼女はぼくにとって特別な人なのです。

同時代に生まれたことに心から感謝しているほどに。

最近親しくお話することもあることが、ちょっと信じられませんね。

彼女が復活してから出したアルバムに感動し、以前Amazonのカスタマーレビューに思わず書いちゃったのを、ここに転載します。


----------------------------------------------


・・・漆黒の闇の中、光の粉を吐きながら滑空する鳥・・・不死鳥のように、大野えりは帰ってきた。


大野えりはデビューして28年余、当時すでに日本では比べる相手がいないほどの「天才ジャズシンガー」だった。

完成された声を持ち、ソウルフルかつ新主流派を咀嚼する、煌くばかりのセンスとテクニックで他を圧倒していた。。。しかし、残念なことに長い間目立った活動は見られなかった。


そんな彼女が、21年の時を経て送り出したのがこのSweet Love

ぼくらは鮮烈な衝撃とともに、「天才」「ジャズシンガー」というレッテルを超え、大きく進化した「Jazzアーティスト」としての大野えりと再会することになった。


本作では特に彼女のオリジナル曲が素晴らしい!昔から英詩の作詞はしていたけれど、これほど創造的な曲を産み出すskillを手に入れていたとは!しかも、昔と比べてより声に芯がありながら深く豊かに成熟し、まろやかさを増している。さらに若さまで醸し出しているのだから・・・あり得ない!


見えない氷山の水面下の厚み、21年間の「時」はいかなるものだったのか・・・。

In Time Of The Silver Rain”は詩も曲も彼女のものだが、この曲はJazz史に残る名曲だと思う。始まって数フレーズで鳥肌が立ち、そのまま心臓をつかまれ、震えが止まらない。

ここでのGeorge ColliganP)のソロも素晴らしい()


こんな時代に「真の創造」が存在していることに感謝!

最後に、プロデューサー努めた名手大野俊三の美しいTPの音色との相性の良さが、このアルバムをさらに輝かせていることを付け加えたい。  


------------------------------------------------


かなり入れ込んだ文章ですね。


本人もちょっと引いてました(笑)






社会力養成講座にて

昨年に引き続き、昨日早稲田大学の社会力養成講座で、複合文化論系の3年生にお話をさせて頂きました。

http://www.fukugo-waseda.jp/archives/events/2010/1027-497.html



複合文化論系は新しい学部であり、社会・文化現象を総合的に研究する5つのプログラム(比較文学・言語文化・文化人類学・異文化接触・感性文化)から成り立っています。

その各プログラムは、「地域や時代、既成の学問ジャンルの枠を超え、各文化圏間相互の関係分析や比較研究を行なうことによって、人間文化の複合的な構造を根本的に解き明かすことを目指す」というユニークな理念の元に構成されています。



このように、極めてクロスオーバーなアプローチを旨とする斬新な領域であるせいでしょうか?光栄にも、私のようなサーチコンサルタント(ヘッドハンター)にも声をかけて頂けるのだと思っています。


当日は、昨年に引き続き来て頂いた学生さんもおり、とても嬉しい気持ちでお話しました。

内容は、まず「私が何を話すかは、話してみないとわからない」という、ミシガン大学のカール・ワイク教授の言葉で伏線を引き、キャリアとは「不確実な未来へのリスクを恐れない航海」なのではないか?という風なお話から入りました。


その間にネタとして、経産省の「社会人基礎力」に触れ、「複線型キャリア」や、定番の“Planned Happenstance Theoryなどに触れ、「職場とは自分を成長させるためのvehicle」といった話に繫げました。



最後にVJOのリーダーである、Douglas Purvianceさんのトークショーで出会い、感動した言葉を紹介して終わりました。

   …「キャリアを考えるには、自分の心の声を聴いて下さい」と。



こう書くと多少まとまったお話ができたかのような印象がありますが、実はカール・ワイクさんの言葉通り、途中ユニクロやサムソンの話や、日本的大企業のBehaviorsなどについて、計画せざる「思い」を噴出させてしまった面もありました。もっと整理して話すべきだったと反省しきりです。


嬉しかったことは昨年も参加してくれた学生さんが、とても成長していたことです。「ぐぐっ」とワイドになっている印象です!人は年齢ではないですね。意識を持って何かにひたむきに取り組む人は、必ず成長できるのですね。


私も物理的には歳をとっていますが、この姿勢を学び成長し続けたいと思います。


反省する部分も多々ありましたが、大いに学ぶことがあり、本当に貴重な機会でした。



学生の皆さん、関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。


本当にありがとうございました!!











オフィスの飲み会

先週木曜日、弊社オフィスで「おっさん」だけの飲み会をしました。


弊社では時々小さな会議室を使って、ピザやワインを用意して楽しい飲み会をやっています。

狭いのですが、12、3人から18人くらいまでは入ります。


以前某大学のあるゼミの方々が、教授を始め20人もすっぽり入ってびっくりしたことがあります。

ここから、Small Voice Projectという勉強会にも発展しました。


狭さが親密さを生むせいでしょうか?毎回かなり盛り上がります。



今までいろいろなメンバーに来てもらっています。

昔からのヘッドハンターの仲間や、友人の友人もどんどん集います。世代もかなり幅があります。学生さんから、あらゆる職業の「人材」が集います。


最もユニークだったのは、ミラノコレクションにも出たことのある、超イケメン「男性ファッションモデル」が参加した時でした。さらに驚くべきことは、後日彼のキャリア相談に乗ったことです。(これも実に貴重な経験でしたが…)


ともかく、今まで会ったことのないような「多様な」方々の、人間模様や物語が目の前で展開されます。


ある時、様々な会社の人事部の人たちだけで開催した時は、朝5時近くまで議論が盛り上がりました。若者と女性は12時前に帰ったのですが、おじさんたちは全く帰ろうとしませんでしたね(笑)人事部のExecutiveって、さぞストレスが多いのでしょうか。。。



ある時、再生ファンドやコンサルタントなどの方々が集った時は、ほとんどが東京大学出身者、ということもありました。しかし、東大卒であっても「典型的」なキャリアの方はいませんでした。

参加者の一人、旧大蔵エリートの方も、民間で果敢にチャレンジしているなど、大変ユニークなキャリアパスを選んだ方ばかりで、とてもexcitingだったことを思い出します。

そして先週。

久々に会う親しい友人を集めて、小さな飲み会をしました。みんなおじさんです。


1人は大企業の事業部長、あとの5人は私も含め会社を経営しています。

長い付き合いのメンバーだけに、気の置けない談論風発で盛り上がりました。



みな実感していることは、このタフな時代を生き抜いていくことの厳しさについてです
したがって、おじさん同士の語り合いは現体制に対する手厳しい指摘も多かったですね。
成長戦略皆無の無能な政権や官僚支配に対してなどなど。。。



しかしそうした「硬派」な話題だけではなく、「他愛もないこと」もずいぶんたくさん語り合いました。…深澤さん!いつもありがとう(爆)


しかし、そうして語り合うこと自体が、大いに励まし合うことになるのですね。
私の場合「禿増す」毎日だけに。。。



それはともあれ、小さなオフィスの飲み会はこれからも続けて行きたいと思います。




よろしかったら、ぜひ来て下さい。


会費は1000円です。