前回の続きというか更に掘り下げた記事になります。



では、ここ1年の実績を数値化してG1本戦出場者を予想したわけですが、ガミったとこはともかくとしてまあ外れたというか…

一応本戦組がピンク決定者トーナメント組がブルーということで色分けしてみましたが…


個人的には棚橋選手、石井選手、ボルチン選手に関しては本戦からのスタートと信じていたので予選周りになったのは驚きでした。しかし、これはあくまで推測ではありますが、棚橋選手に関しては社長という立場では若手の重用を自ら表明してるわけですから、自ら一歩引いた形を取るポーズを取ったのだと思います。但し選手としてはまだ本戦出場資格はあると考えているのでしょう。それで自ら目立たないように抵抗してトーナメントシードに置いたのではないでしょうか。
ボルチン選手については去年のTV王座挑戦者決定トーナメントがあまり評価されなかったのか…うーん、そこは個人的には残念でもあり、不満でもあるわけですが…

そんなふうに選手の中でも予選に回されて不満を漏らした選手が今回いたわけで…
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/306375#goog_rewarded


 この記事が出てから色々な考察が飛び交ってるわけです。が、しかし中には「タイチが予選に回されたのはATに対するイチャモンに対する報復措置


という根拠ない理由の考察もあったので、いやいやいやそんないい加減な理由で予選に回されたわけじゃないでしょ!というのをハッキリとした数値で証明しないとこれは駄目かなと思いこの記事を出したわけです。
ここは強く強調しておきますが、何も会社側もタイチ選手憎しで今回決定者トーナメント送りにしたわけではありません。れはハッキリと申し上げておきます。
では、これまで実績も残しているタイチ選手が決定者トーナメントに回ることになったのか。これからそのことについて私なりに証明していこうと思います。

1つのアピールの有無が分けたフロントの「判断」

具体的に説明する前に結論から述べることにします。

もし、あの時タイチ選手もアピールしていたならば、間違いなく本戦からのスタートだったはずです。
このアピールとは「IWGP世界ヘビー級王座挑戦」のことです。そしてあの時とは「レスリングどんたく」または「DOMINION」のこと。特にDOMINIONに関しては次の大会が地元に近い北海きたえーるなので期待していた人もいたのではないでしょうか。

事実、前のブログ

でも指摘したように、内藤選手はモクスリーのマイクを少し待ってから花道に現れています。というのも、内藤さんはタイチに挑戦権を渡す覚悟はできていたのではないかと。
実際タイチ選手はレスリングどんたくのバックステージコメントでこう言ってました。

(前略)いま、海外の団体で新日本プロレスのことをよく知らないヤツ、新日本プロレスの戦いに関係ないヤツが、簡単にIWGP世界ヘビーに挑戦してるんだろ?要はもう誰でもいいって事だろ?だったら“この俺”だっていいって事だよな?誰でもいいんだからな!

オイ、新日本プロレス、俺にもIWGP世界ヘビーやらせてみな。ああ? 怖いか? あいつらよりいい試合して、集客もしてやるよ。なんたって俺、YouTuberでもやってるからな。YouTubeでどれだけ収益出してるかわかるか? それだけ人気あるってことだろ、俺ら? 違うか? 1回、俺にやらしてみろよ。初めて言うぞ。いつだっていいよ。俺がまだピンピン動けるうちに。まあ歳も歳だけどな、関係ねえよ。誰でもいいんだよ、チャンピオンは。俺にIWGP、やらせろ。

(5月4日レスリングどんたくバックステージコメントより)

実際過去にモクスリー選手を倒しているタイチ選手なら行動を起こすに違いないと内藤さんも信じていたのではないでしょうか。

しかし、実際には行動に移すことはありませんでした。結果内藤さんがFDで取り戻すという役割を果たすことにはなったのですが…(これについては次の記事で触れる予定です)


つまり、ここでもしタイチ選手が実際にIWGPベルトに挑戦する行動を起こしていたら恐らく本戦からのG1参戦となったはずなのです。

もう一度この表をみてください。

今度は本戦組をビンク、決定者トーナメント組を黄緑色に分けています。これを見ると、必ずしもタイチのスコアだから

本戦に行けなかったということではないことがわかります。

そして、タラレバは禁物ではありますが、もし、IWGP世界ヘビー級ベルトに挑戦していれば、確実に本戦からスタートできたこともわかると思います。

それではそれを踏まえて何故タイチは本戦スタートではないのか、更に分析していきます。


大事なのはG1の結果だけではない

前回は各選手のタイトル挑戦の状況を点数化して分析していきました。しかし、これではまだ本戦スタートと挑戦者決定トーナメントからのスタートになった選手の差が分かりにくい状態です。

そこで、今回境界になっている3点以下の選手について新たな要素をスコア化して更に分析してみます。


まず、去年のG1に関しては単純に予選ブロックで獲得した得点を書き出していきます。

そして、更に今年のニュージャパンカップの成績を数値化します。

これは1勝する毎に1点を加算(シードの場合は初戦敗退でも1点加算)という感じで点数をつけていきます

そして書き出したのが下の表になります。


なお、名前の色分けは先に出したのと同じ区分になります。
これを見てわかるのは、タイトル挑戦としては若干弱く感じるザックと後藤ではありますが、G1及びNJCではそれぞれ結果を出していたので本戦からのスタートになったことがわかります。
一方水色セルの選手に関してはG1負け越しまたはNJC初戦敗退が目立つことがよくわかると思います。
しかし、実はこれでもまだ本戦とトーナメント組の差が分かりにくいのではないでしょうか。
そこで、更に前回の表と今回の表を合わせたものを下に出してみます。
これをみると、上位の選手はG1またはNJCで結果を出したことで本戦からの出場をめていることがわかると思います。そして、タイチ選手とその真上のファンタズモ選手に注目してみてください。非常に似通ったスコアを出していることに気づくと思います。

では何が2人の評価を分けたのでしょうか。

最後は、数値表せられない評価が運命を分けた


確かにG1の成績もNJCの成績もあまり変わらない2人ですが、決定的な差が一つありました。
それは「試合内容の差」です。恐らくファンタズモ選手に関してはそこが評価されての本戦からのスタートなんではないでしょうか。特に負けはしたけれど、オスプレイ戦の評価は非常に高いものがあると思います。
ここまで、数値で証明しようとしてきたわけではありますが、最後は数値では評価できない曖昧な部分が2人を分けたというのも皮肉な結果ではありますが、だからこそプロレスという競技(と敢えて書かせて頂きますが)は難しいんだと思うし、人を引き付ける何かがあるんでしょうね。
そういう意味では次回予告になりますが、forbiddenDoorでモクスリーに勝ったけれど試合内容で批判されている内藤さんについても思うところがあるわけで…
ということで今回も何やかんや言って長くなってしまったのでこの辺てアディオス。

誰も待ってなんかいないと思われる編集後記。

はい、こんな時間のアップになりました。って実は今これを病院のベットで仕上げてるというね。
もっと早くできなかったのかーいと言われたらはい、その通りです。なんですわ。まあ一番の原因はなかなかCanvaで思うような表を作戦できなかった不器用さが悪いわけで…
ということでこれが手術前最後の投稿になってしまいました。というか後数時間後に手術受ける人間の原稿じゃないだろこれ。
本当であればもう一つ投稿してから中断期間に入る予定で、そのテーマは「新日本プロレスの【強み】とはについて考える」という内容のお話だったりします。それについては次次回アップ予定ではありますがあくまで予定は未定なので…
と、言うことで次回は恐らく東京武道館大会が終わってからの投稿になると思います。あとISU総会の記事については今AIを駆使しながらまとめてる最中なのでもう少し待って頂くと幸いです。(いるのか?)それでは、
私なりの一歩踏み出す勇気、出して来ます。
(いつも5時間しか寝られない身なので今完全に覚醒しちゃってるというね)