20人以上の人々が集まり、ボランティアで学校建設の作業をしてくれていました、嬉しい事です。
今日の作業はスラブ(基礎のコンクリート部分)を作る工程なのですが、穴を掘ったところに高さを合わせながらセメントと砂、石を混ぜたコンクリートを埋めて行く作業です。
セメントは私が購入しましたが、砂と石は集落から集めました。
川の砂や砂利の砂など性質の違う砂を用途別に使い分けています。例えばこの石の混じった砂利はふるいにかけて石と砂に分けます。
そうして分けた石の部分を川の砂とセメントで水を掛けながら混ぜ合わせてコンクリートを作ります。
この作業が全部終わるまでは、あと4日ほどかかると言っていたので、おおよそ1ヶ月というところでしょうか(週1で作業しているので)。基礎完成までは村人のボランティアで作ると約束したので、そこまでは約束通りに進めたいと思います。
そして、基礎工事完成後からは、ワーカーに給料を払って毎日作業を進める形で進めます。
最初の段階からその交渉を続けていたのですが、いかんせん賃金の相場感が全くわからない我々は、1日いくらにするのか、コントラクターへの報酬はいくらにするのか、中々決定出来ずにいました。最初の話合いでコントラクターはワーカーを2種類に分け、ブロック職人5人:1日約800円 見習い5人:1日400円を提示してきました。日本で考えられない日給ですよね。
何も判断できない私は情報収集を始めたのですが、色々なプロジェクトを実行している専門家の方から有力な情報入手しました。
ザンビアの法定最低賃金は1日約250円程度だったのです。現実にはそれ以下の給料で働いている方も相当数いるという事でした。実際とある首都のコミュニティスクールの先生の給与は日給で80円程度でした。
この相場感というのが非常に重要で、余り高い金額を払ってしまうと、コミュニティの金銭価値を破壊してしまうことになりかねません。
という事に加えて、我々のお財布事情としても、1日10人分で6,000円、月20日働くとして月12万円、仮に5ヶ月かかるとしたら、労働賃金だけで約60万円かかります。これにコントラクターへの報酬と材料費を合わせると、楽に100万を越えてしまう。
そこで、全員日給400円スタートにするという交渉をしました。コントラクターへの報酬は完成するまでのトータルで約5万円で手を打ちました。
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