「ぽつんと一軒家」に出てきそうな勢いの道のりに、最初は「何故ここに人が住んでいるのか?」と不思議に思いましたが、よくよく考えてみると、元々この地域の人達がそういうところに住んでいて、後から侵略した人達が大きな都市を作り、発展させたというのがこの国の歴史だと思います。なので、住民からすると「元々住んでましたが、何か?」という感覚なのかもしれません。
まずはロシナンテスの活動拠点となるムワプラヘルスポストに到着しました。
ソーラーパネル+蓄電池で電気の供給も可能となっているこちらの施設で、エコー検査や妊婦診断、出産などが行われているようです。
中でもエコー検査が導入された事によって、逆子や双子などの早期発見が可能となり、出産時の死のリスクが改善されたそうです。
素晴らしい活動ですね。
そうしてさらに車で1時間ぐらい山道を進み、今回の目的地であるコミュニティに到着しました。まずはロシナンテスがサポートしている活動現場を見させて頂きました。
母子保健の活動現場ですが、予防接種や定期検診、妊産婦に対するワークショップなどが行われていました。
周囲の集落から月に1回母子が集まり、こうした健診などが行われています。
そして、今回私のメイン目的であるコミュニティスクールを見せて頂きました。
この後方にあるのが学校です。
いったい中身はどうなっているのでしょうか?
1教室だいたい15人入るかどうかというぐらいの狭さ。
そこに20人ぐらいの生徒がひしめき合って勉強してました。
そして、このエリアには電気が通っていないので、昼間なのに部屋はかなり暗い。
コミュニティスクールなので、一部国からの支援はあるようですが、先生の派遣はなく、近くにある公立の学校(現地の先生はマザースクールと呼んでました)の傘下のような形で、チョークなどの消耗品を賄っているようでした。
そして、コミュニティスクールの先生やチェアマン(議長)から話を聞くと、「国から先生を派遣してもらいたいけど、元々教員が不足している上にこのコミュニティには宿舎がないので、厳しい状況となっている。だから、宿舎を建設しようとしている」と。また、教室が不足している事に関しても「土地は用意できているが、建設費用を工面出来ずにいる」との事でした。
さらにチェアマンと呼ばれる人は、初めこの地を訪れた私達がコミュニティスクールについて色々聞いていたからか「誰かの支援が必要だ」と訴えかけてきました。
中々鼻の効くチェアマンです。
まだこの地で建設をするとは決めてはいませんが、自分達の力で学校を建設して、ボランティア主体で運営しているという事実はこのコミュニティのポテンシャルを感じさせます。
仮にここで建設(増設)するとして、パートナーとなるコミュニティの人達が信用出来るかどうかという点は、時間をかけて信頼関係を作らないと何とも言えない事ですが、紹介して頂いた方の話を聞く限り、信頼に足る人物は少なくともいるように感じました。
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