1月17日 (水) 晴れ
暫くネット環境が悪かったので更新出来ずにいました。
2017年末から一気に書きます。
まず訪れたのはキューバ。
コスタリカの大学院に通う妻友香と
キューバで待ち合わせ。
キューバに入国する場合、
ツーリストカードが必要になります。
在日本キューバ大使館でも取得出来ますが、
私は経由したロサンゼルス国際空港の
キューバ行きのカウンターで取りました。
パスポートとチケットを見せて
100ドル支払えば入手出来ました。
その後こんな用紙が配られるので、
ただ、観光目的の記入欄がないので、
それ以外の目的にチェックを入れる必要があります。
そうして、多少の手間は掛かりましたが、
無事キューバにたどり着きました。
そして4ヶ月ぶりの夫婦再会。
キューバは今の資本主義至上の世の中で、
非常に珍しい社会主義国家。
具体的に何が違うのかと言うと、
1番の違いは税金とその分配の仕組み。
働いて得た利益の殆どは税金として国に
納めますが、その分教育・医療費は無償、
公共交通機関もほぼタダ同然で利用出来ます。
たくさん稼いでも、少ししか稼げなくても
生活費は同じ。
だから貧富の差はほとんどなく、
お金稼ぎに必死な雰囲気を感じません。
資本主義の貨幣経済の感覚に慣れて
しまった方には、物足りなく感じて
しまうかもしれませんが、
個人的にはとても居心地よく感じました。
そして、キューバのもう一つの大きな
特徴は人種差別がないというところです。
これはカストロ政権の時に、
彼が強く推し進めた政策で、
キューバでは人種毎の統計を取る事も
禁じられています。
だから、白人・黒人・混血と
様々な人種がいますが、
子供から大人まで、
どこに行っても自然にミックスな環境です。
平等という観点で見ると、
なんて素晴らしい国なんだ!
って感じます。
もちろん、個人的な生活の豊かさレベルは
日本よりも低いですが。
何をもって幸せと感じるかって事を
考えさせられます。
と、堅い話はさて置き、
キューバの素敵なところ紹介!
キューバのヒーロー「チェ・ゲバラ」
街のあちこちでチェ・ゲバラの歌が
弾語りされています。
カッコいいなぁ、革命家。
トリニダーという街では今でも普通に馬車が走ってます。
そして、マニアには欠かせない50年前から走っている年代モノの車の数々!
占領されていた時代のプランテーン農場の見張り台
と、まだまだ書ききれないぐらい
魅力がいっぱいな国です。
キューバに来る前、日本で野菜を売りさばくのに、ちょっとでも儲けようと「秋ジャガはほぼ独占市場だからちょっと値段をあげよう」なんて考えていた自分が恥ずかしい。
いや、でも日本ではそうしないと食べていけないという事実。
その後、キューバからアメリカの
マイアミに飛びました。
そこには、、、これぞアメリカ!
ってぐらいに細部まで人によって
作られた街並みを見て、
キューバと比べて50年ほど文明の差が
あると感じました。
どっちがいいかは個人差があると思いますが、
資本主義の象徴のような高層ビル群や、
アートという名でテカテカと
装飾を付けられたり、
寸断された植物達。
「人間様」感が強いこうした街並みは
何とも文明開化の良し悪しを
考えさせられます。
個人的には多少生活が不便でも
キューバの方が人間らしい暮らしに
見えます。