こんばんは、音じいやです。
とうとううちの会社もテレワークに取り組む様になりまして、いわゆる在宅勤務なんですが、
営業マンに在宅で何をしろと( ̄▽ ̄;)?笑
まあ、客先に行かないと出来ない業務もあるわけで、やり辛いことこの上無しデス( ̄◇ ̄;)。
早く落ち着く事を祈ります(−_−;)。
気を取り直して、
そろそろ新しめのバンドの紹介もボチボチとしていこうかなと思っていたのですが、選んでみたバンド毎に、これは何々っぽいバンドだな〜とか思ってしまって( ̄▽ ̄;)、どうにも昔のバンドを先に紹介したくなるオッサンなんですよねー。
という事で、またまた古いバンドで申し訳ありませんが、今回ご紹介するのはPANTERA(パンテラ)です。
2000年代から、インダストリアル系(ナインインチネイルルズ、マリリンマンソン、ミニストリー等)やグルーヴメタル、ニューメタル系(パパローチ、ディスターブド等)、デスメタル系(IN FLAMES、COB等)などなど、メタルから多彩なジャンルが生まれてきてますね。
2010年代以降の比較的最近のメタル系バンドの音は、音圧があってヘヴィなギターチューニングと低音を強調したボーカルワークで、とにかく刺激のある音作りだなぁと個人的には思います。
それはそれで好きなんですが、今まで好きだったバンド達が、クラシックロックって呼ばれてるのは、自分が老けてきた様でなんか嫌ですね(´・ω・`)うう
話戻しまして、PANTERAは1980年代から活動していたバンドなので結構古いのですが、表舞台に出できたのは1990年以降です。
ボーカルのフィル・アンセルモが1988年頃に加入してから一気に注目されたバンドですが、バンドサウンドの肝は独特のグルーヴ感とヘヴィなドラムや咆哮系ボーカルで、飛び抜けた個性の音を出していました。
今では珍しくない、いわゆるグルーヴメタルやニューメタル、ヘヴィロック等にカテゴリーされるサウンドなのですが、とにかくギターがテクニシャン過ぎて、現代の同系統のバンドでも未だに太刀打ちできないくらいの素晴らしい楽曲を残しています。
今回ご紹介するPANTERAのアルバムを聴いて頂けると分かりますが、PANTERA以降に活躍しているバンドに多大な影響を与えているのがよく分かります。
残念ながら、Gt.のダイムバック・バレルはバンド解散後、ライブの演奏中に観客に撃たれて亡くなってまして、ダイムの兄でドラマーのヴィニー・ポールも後に亡くなってますので、PANTERAとしては復活不可能なんですよね(´・ω・)。
多大なる音楽的な資産を残してくれた偉大なバンドでした。
今回はPANTERAが一躍トップバンドに上り詰めるきっかけとなったアルバムのCowboys From Hellから、全米No.1と頂点に立ったアルバムのFAR BEYOND DRIVENまでの3枚をご紹介しようと思います。
という事で、まずは1990年に発表され、初のプラチナアルバム(100万枚以上の売上)となった作品のCowboys From Hell
アルバムは1曲目のCowboys From Hellからグルーヴ感溢れるノリノリのメタルが聴けます。
スキッド・ロウがこの方向に行けば良かったのにと思ってしまう楽曲が並びますが、本当にフック満載で、思わず頭振ってしまうようなグルーヴがあります。
特筆すべきはギターとドラムで作るヘヴィなグルーヴ感と寸分違わないリズムの整合感です。音はヘヴィですが聴いていて物凄く気持ち良いんですよね〜( ̄▽ ̄)。半端ないテクニシャンです。
特にオススメの曲は、グルーヴメタルの名曲1.Cowboys From Hell、後の作品に通じるヘヴィな2.Primal Concrete Sledge、鋼鉄に叩きつけるようなリフとドラムがカッコ良い3.Psycho Holiday、金属的なリフと超絶ドラミングで転調また転調するメタリカの様な4.Heresy、プリーストの様なヘヴィメタルの8.Clash with Reality、多彩なボーカルワークと独特なリズム感がカッコ良い9.Medicine Man、プログレの様な複雑な展開の12.The Art Of Shredding辺りですね。
名曲たり得る曲もありますが、音楽的なスタイルはまだ固まっていない感じで、アルバムの収録曲はバラエティ豊かです。逆にそれが幸いしてか、聴き飽きは余りしないですね。
メタルが好きな方は今回紹介するアルバムの中で1番オススメな作品です。
続いて、PANTERA流グルーヴメタルを極めた、1992年に発表されたアルバムで
VULGAR DISPLAY OF POWER(邦題:俗悪)
アルバムの内容はまさにジャケットの通りの殴られた様な衝撃を受ける、PANTERA流ヘヴィ・グルーヴメタルです。
前作のCowboys From Hellと大きく変わったのがVo.フィルの歌唱法です。嗄れた低音で絞り出す様に咆哮するボーカルは、まさにアメリカンマッチョを体現している様です( ̄▽ ̄;)。
演奏面でもかなり変化していまして、正確無比なリズムと、よりシャープになったヘヴィグルーヴなリフが際立っています。
結果的にダブルプラチナアルバムとなった作品で、多数のPANTERAの代表曲が収録されているアルバムでもあります。
この辺りから他に類を見ない演奏やテクニックと作曲能力でギタリストのダイムバックがギターヒーロー的に注目されましたね。
アルバムは、鋼鉄のリズムとリフが畳み掛ける様なMouth For Warで始まります。音質は金属ぽい感触で非常にメタリックです。グルーヴメタルとは言いますが、Extremeの様なラップ系ではありません。
ここら辺の違いは聴いてもらった方が良いと思いますが、今のバンドで例えるとlamb of godとかディスターブドが近いですかね〜。
このアルバムは全曲オススメなのですが、バンドの代表曲でもある、メタリックなリフとリズムが衝撃的な1.Mouth For War、まさに新たなレベルに到達したヘヴィメタルの2.A New Level、現代のグルーヴメタルの元祖とも言うべき3.Walk、ヘヴィグルーヴパンクの様な6.Rise、多彩なボーカルワークとグルーヴがカッコ良い7.No Good(Attack The Radical)辺りが特に好きです。
このアルバムか次のアルバムがPANTERAの全盛期だとは思いますが、メタルやヘヴィロックが好きでPANTERAを聴いたことが無いのであれば、このアルバムは必聴です。自信を持ってオススメする名盤です( ̄ー ̄)b。
最後は、俗悪を凌駕する邦題を付けられ、1994年に発表されたオリジナルアルバムで
FAR BEYOND DRIVEN(邦題:悩殺)です。
このアルバムの音楽性は基本的に前作を踏襲していますが、音作りは徹底的にヘヴィになっています。
当時洋楽フリーク(自称)の自分でさえ、一聴して怯みました笑。
実はPANTERAは展開の多い複雑な楽曲構成のものも多く転調も多いのですが、とにかく金属的な音作りと超絶ストロングスタイルのボーカルで脳が焼き切れそうなヘヴィさです。
日本人受けはしないであろう音楽性ではありますが、プラチナアルバムになっていますね。
現代のヘヴィ系の洋楽聴く様になってからこの作品を聴くと当時ほどのキツさは感じませんが、リマスター盤聴くとやはり凄え音してますね( ̄▽ ̄;)。
とは言え、曲単位ではカッコ良いグルーヴメタルが何曲も収録されています。
オススメは、
パンキッシュで劇ヘヴィな1.Strength Beyond Strength、金属をねじ切る独特なグルーヴがあるリフの2.Becoming、徹底的にヘヴィなグルーヴの3.5Minutes Aloneや4.I'm Broken、うねりまくるメタルリフの7.Slaughtered、金属的なリフの応酬で脳が焼き切れそうな10.Use My Third Armなどなどです。
なんだか勧めている様な表現で書いてない様な( ̄▽ ̄;)笑。
一応、1〜4曲まで聴いて音圧に耐えられれるようならば、このアルバムはかなり気にいると思います。念を押して言いますと、曲はカッコ良いです間違いなく。
今回紹介した3枚のアルバムはそれぞれ異なる魅力がありますが、数多のフォロワーを産んだ偉大なバンドです。
ヘヴィロック好きな方で聴いたことない方は是非一度聴いて頂きたいと思います。
今回は以上です。
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