二大羽生応援スポーツ紙がプロ転向2周年祭の旗を振る | ほりきりのブログ

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鉄道の旅とスポーツが好きです

 7月19日。
 羽生結弦プロ転向2周年祭。
 本祭はスポーツ新聞から始まった。


 報知!

 


 スポニチ!

 

 


 あいかわらずものすごい愛にあふれた紙面です。
 この二大応援団のようなスポーツ紙が、この祭りに全力でのっかって旗振りをしてくれているようです。


 報知が一面の地域もあるんですか?北海道は裏一面でした。でも見やすいから全然オッケーです。(お茶漬け海苔もないし)

 スポニチは一面でした。圧倒的透明感の白羽生。1枚めくってもびっくり。
 小海途さんの全力を載せてくれるのがうれしい。


 今日載ってるインタビューは共同だそうで。
 確かに二誌の文面が同じ部分が多い。報知はそのあと2日連続で独占インタビューが載るって。
 てことはスポニチは小海途さんの写真にまた全振りかよ。(かつぎ…違うなんか布も用意してたし。じゃあ白ノースリ衣装も持参か?)

 スポニチの紙面にはインタビュー記事が少ないな、と思ったら、やっぱりアネックスに全文載ってた。そちらも改めて読んできた。
 スポニチのこれまでの慣習がそうだった。紙面に載りきらない部分はネット記事にしてでも全部載せる。そういう記事をずっと読ませてもらってきた。
 本当は本誌に載せられればいいよね。それはわかってるけど。でも紙面の都合で無理なんだったら仕方がない。(スケカナ後の問題のインタビューを全部載せたときからスポニチの記者さんたちを絶対的に支持している)

 てことで、今回もスポニチアネックスの記事を参考に、羽生さんの言葉をかいつまんで追っていきます。(アネックスには全文完全版が載ってますので、そっちで読んでね)


 
 「本当に今まで競技者としていろんなことをストイックに考えてきました。技術面的にもそうですけれども、特に勝利ということについてずっと考えてきました。」

 競技者としては勝利にこだわってきたんだ。王者だから勝たなきゃだめなんだよね。勝ち負けにこだわらない、とかいうのってなんかかっこよさげに見えるけど、甘いと思うんだ。私はずっとスポーツは、アスリートは勝ちにこだわってなんぼだと思っていたので、羽生選手のキリキリした感じが大好きだったんだ。


 それが「プロになって1年目はやっぱり正直、手探り状態」を経て「この1年は何か表現したいことや、自分がプロになってどういうことをしたいのかが明確に分かってきた」という。ほおおお、すごい。


 1年目「受け手側が見る心境が変わることによって、プログラムも変わるよね、みたいなことを体験してほしい、それが実現できた」
 2年目「この物語にこういうピースが存在していて、こういう物語が伝えたいんですよ、というものがちゃんとできあがった」

 これって羽生さんが作って見せたものを、見る側のこちらが正しく受け取らなくちゃだめじゃん。羽生さんがこれらを正しく作れて、私らがちゃんと受け取れる関係性ができてこそ成り立つものだよ。私らも羽生さんのプロ活動の一端を担っているんだよ。自覚してがんばろう。


 3年目「やっと自分がやりたいことの基盤ができあがった。表現面、伝えるということには、技術というものが基礎になっていないとレベルアップはできない。技術面的にも体力面的にも強化していく形になる」

 芸術(表現)は確固たる基礎技術の上にある。羽生さんのスタンスはどこまでいっても変わらない。プロになったら技術が衰えても表現を磨く、じゃないんだよ。技術も体力も強化。それでないと観衆を魅了し説得できる表現やエンタメにならないんだね。(どこまでもプロのハードルを上げていく)


 2年間の思い出は「いっぱりありますね、いろんなたくさん貴重な経験をしました。何より直近であった『RE_PRAY』での歓声や、そこで受け取っていただけたという実感みたいなものは、自分の頑張っていくモチベーションや原動力にずっとなっていますね」

 うれしい!RE_PRAYでのあの歓声が!原動力になっている!いろんなことがありすぎて、なんとかして応援したくて愛を伝えたくて、全力で届けた拍手や歓声がちゃんと届いているんだ。こんないうれしいことはない。


 そして「今、絶賛、製作活動中ですけど」

 最大のパワーワードきたーーーー!!
 何を?何を!(まえのめり!)


 「新しいプログラムをつくったりもしています。自分を表現したいことについての深掘りをまた始めてます。また新しい感情が生まれたり、また新しい表現が生まれているなという実感は強くあります」

 泉のように湧いてくるんだ。羽生さんはアスリートでアーティストだけど、創作者としての資質がものすごくあるんだな。漫画の神様手塚先生もストーリーはいくらでもできるけど手が追いつかないようなこと言ってたもの。 


 「基本的には根本に、生きるということが存在しているのかな。あとは、生きることに対しての祈り、が常に存在しているのが、自分が表現したいことの根幹にあると思います」
 
 生きる。生きることが祈りでも何でもいい。羽生さんの根本に「生きる」があるならどこへいこうと安心してついていけるよ。


 「僕が18歳や16歳に思い描いていた30歳は、正直たぶんスケートやっていないんじゃないかなって思っていました。体力のつき方も、技術のつき方も“あ、こんなにもまだまだやれるんだな”という実感と、未来に向けての可能性を凄く感じています。自分が思ったよりも、人間ってまだまだやれるんだなという感じではいますね」

 かつてオーサーにもそんなこと言ってたもんね。人生設計だったんだろうにね。未来の予定が変わってよかった!平昌から北京まで続いたことはともかく、30歳越えてもまだまだやれる、滑ってくれる人生になって、こっちは万歳です。もっともっと見ていていいんだ。


 「自分と常に向き合い続ける時間が増えれば増えるほど、自我みたいなものがだんだん磨かれていく、というか。自分の根幹がどんどん確立されているという感覚は凄くあります」

 結晶?磨かれて根本が浮かび上がって、最終的にまばゆく輝くものになるんだよ。それを作ってる自覚があるんだね。


 「魅せるということ、スケートと向き合うことが自分にとっての幸せの大きな部分を占めていると思う」
 
 羽生さんの幸せはそこなのか!幸せの大きな部分とな。ならば安心して全力でそれができるように祈ればいいのかな。


 「ファンの人が見てくれるから、とか、僕にはスケートしかないから、だけではなく、自分自身の中に常に生きる芯をより明確につくっていきたい30代だなとは思っています」

 ファンが見ることは原動力。スケートをすることが幸せ。それだけじゃなく、自分自身の生きる芯を。なんかすごくうれしいぞ。
 スケートをすることが自分のためにもよりよいことになるといいな。
 羽生さんが自分が生きていくために幸せになるために考えてくれてるんだといいな。
 いつもいつも世界中で一番幸せになってほしいと思ってた。生きる芯を作ることはよりよく生きること。それが幸せにつながればいいな。


 スポニチさんがもらった色紙の言葉は「魂を込めて」だそうです。

 私も魂を込めて応援しよう!

 
 スポニチさん(たぶん大和さんだよね)たっぷり読ませてくれてありがとうございます。


 30歳の羽生さんは、磨いて磨いて輝く結晶になって生きる芯を確立してくれるそうです。
 そして絶賛製作活動中!もう楽しみでなりません。


 羽生さんの生きることに祈りが存在しているのなら、私の応援活動にも祈ることが常に存在してますよ。
 今シーズンも祈祷班がんばるぞ!

 泉のように湧く創作意欲を活かしきることができる体を維持し続けることができますように。
 3年目の羽生結弦プロの活動がすばらしいものになりますように。