RE_PRAY舞台裏SPやっと見ました。
5日は仕事で録画して、朝帰ってきて昼間見ればいいものを、家族のいるところでは落ち着かなく、夜になってから見始めた。
野球が負けて終わって9時過ぎてこっちも体制整えてからだから3時間見たら日付が変わる。それでも一気にみないとね。
世の中は今度はノッテステラータの舞台裏で沸いているのだろうけど、あえて周回遅れのまま。(そっちは明日見ます。公式ユーチューブありがとう)
思いつくまま視聴後の印象をつらつらと語ります。
これぞ神番組だ。
番組の構成がすばらしすぎる。
横浜と宮城の公演の映像を使っているのだけど、一つの公演にしぼるのではなく、すべての日程の公演のいいとこどりで構成されている。そしてそれはちゃんとポリシーのある構成なんだ。これはすごい。
第一部は横浜公演。
それもたぶん最初は初日。選択でホープ&レガシーが出てくる。
そのあと、ゲームの要素を使っている特徴的な例として、選択違いでプログラムに変化があることを紹介しながら、阿修羅ちゃんも流す。だからここから最終日。この切り替え方が絶妙だった。
横浜最終日とは、初めて「破滅への使者」を攻略した日だ。
それまで思うような演技ができなかったとした上で、あの感動のクジャさまを流す。
このときは私も現地だったんだけど、それまでの(特に佐賀の)苦労を見てきているからこそ、あのパーフェクトには会場は爆発したもんな。休憩時間トイレで並んでいる人たちみんな、ものすごい興奮してたもの。
このあと宮城公演になって、第二部を宮城ですすめていくのだけど、でもその前に宮城初日の破滅神演技を改めて流した。これはグッジョブであろう。
私は横浜最終日と宮城初日が現地だったので、二度パーフェクトが見られた幸運を得たのだが、同じパーフェクトでも質が違うのだ。
宮城のクジャさまには、まるでほころびがなかった。ジャンプはすべてまったく怖ろしいほどに完璧だったんだ。他の部分も一部の隙もなかった。ついでにいうと6練まで。あれはいわゆるゾーンだと思う。
爆発的だった横浜。
完全に完璧でゾーンだった宮城。
どちらのクジャさまも外せない。テレ朝、本当によくわかってる。
第二部はPRAYー祈り。だから宮城公演はふさわしい。
特に「天と地のレクイエム」
宮城公演は追加でほんとに突発的だったみたいだから、最初この演目を宮城でグランディで演じる予定はなかったんだろうに。巡りめぐってこういうことになった。運命かな?
灯篭の下で滑ったら涙が出てきてしまったって。最初の練習だろうか。手で抑えて抑えてってやってた。自分の感情が溢れちゃったんだろうな。ほんとに涙ふいてた。
上の灯篭も下からのライトも、オレンジ色の光に包まれたレクイエムを見て、改めて胸が詰まってしまった。
鎮魂のレクイエムも、浄化のハクさまも、癒しの春ちゃんも。
この会場で滑るのにふさわしい演目だなあ。
ノッテステラータの公演とはまた別に、グランディでもう一つの鎮めの公演をやったんだねえ。
これは4.7のデータになってたから初日のようだ。とにかく初日は最初から最後までゾーンだったと思う。
第二部の演技もみなすばらしい。
で、最後のアンコールが大楽日っていうのがいいよね。
やりきった喜びと、最後の寂しさと、みんなであたたかい空気に満ちている。
4つの公演を継ぎはぎでいいとこどりするにあたって、最適切ですばらしい構成だと感服しました。
(ゾーンの宮城公演を見てこれて幸せだ)
これは舞台裏ですから。
インタビューとかリハ風景とかだけじゃなくて、本当の舞台裏もある。
各演技のスタート時に、裏から出てくるところを見せてくれたのがすごくよかった。
衣装つけてアップしながら待機して、あと〇秒とカウントダウンして、幕が開くんだね。
本当は早着替えの秘密も知りたいけど、まさかお着換えは見せられないから。
でもアンコールのときロンカプの映像の裏で、お着換えボックスみたいなところに入るなりTシャツ脱いでるっぽいところは出たけど。
毎回着替えは大変だったろうなあ。
前に地上波でやった埼玉舞台裏のときは、クジャさまは袖に下がるなり崩れ落ちて、酸欠になってまともに息できないように苦しんでたのに、最後の宮城のときは余裕で下がってきた。
どうしてもいい演技ができなくて悔しくて、トレーニングから変えたそうだ。なんかすごい負荷かけながらのトレーニング。それが一回パーフェクトやったらもうコツつかんだぜといわんばかりの宮城の完璧な演技。
理想は2020年の全日本だって。やっぱりあの天地さまが最高だったんだ。うん、あれもゾーンだろうね。
つまりそういうトレーニング法できっちり体を作ると、持久力も瞬発力も強化されて、おのずといい演技ができるようになるのか。
ってわかっててもそうできるもんじゃないんだろう。それだけ厳しいことをやりぬいてきての、あの完璧な演技だ。すごすぎる。
そしてインターバルの時間はやっぱりトレーニングしてるんだね。
ノッテとは演目数が絶対的に違うのに。それでもやるのか。
なんとなく理解はできるよ。一度スイッチ切れると元に戻すのは簡単じゃないって。
わかるけど、でもやっぱり心配だ。強制的にリミッター外してるんだから。
試合の一発勝負だけならともかく。(それは何度か見てきた)ツアーでそれをやってるわけで。毎日毎回それやってて体がもつのか?
これが”命削るように”ってことだよね。
それでもやりたいって言ってたから。やらせてくれって言うんだ。止められないよ。
今のこの、最高にできるうちに、最高の作品を作ってやりきって残したい。
年齢やピークとも戦ってるんだよね。それはわかるよ。
それでもその「いつ終わってもいい」と、年齢を重ねてあと30年、というのが同居しているのなら、少しだけ安心したけど。(あのインタビューを読んでからでよかった)
普通の人と才能のある人がいて。
普通の人が努力して努力する。
でも才能のある人も努力して努力する。
才能の分だけその差は縮まらない。
っていうテーマのマンガをその昔(同人誌に)描いたことがある。
これはスポーツを見続けてきた私の持論だから。
今、とてつもない才能を持った人が、ありえないような努力をしているのを、見ている。
MIKIKO先生にも努力の仕方を驚かれていた。
これでは誰も見たことがないものができあがるわけだ。
我々は奇跡を見せてもらっているのだ。
もう、神様に感謝したい気分だ。
ついでに神様、
どうかどうか、この奇跡のような人を守ってくださいね。
その奇跡の軌跡を、複数公演のいいとこどり演技と共に構成してくれた。
3時間もあるから、余すところなく詰め込んでくれた。
これは完全版でしょう。
本当にすばらしい番組でした。すべてに感動しました。
テレ朝さんありがとうございました。