夜に浮かぶ幽玄のゆづ桜に会いに ~ 桜さくらの宮城旅2 | ほりきりのブログ

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鉄道の旅とスポーツが好きです

 RE_PRAY宮城での旅日記は続く。
 4月6日の夜です。


 夜勤明けのまま仙台空港へ飛び、白石まで鉄旅をし、白石城への坂道を上り、思いがけず白石城下をぐるりと回ってた。けっこうダメージがあったはずである。
 夕方6時に仙台駅に着き、まずホテルにチェックインした。
 ここで休めばいいものを、この日の花見はまだ続く。


 七北田公園のライトアップゆづ桜をめざすのだ。


 ホテルは東口側だった。仙台の地下鉄の仙台駅というのはかなり西に寄っている。駅を越えて地下通路を延々と歩いて、遠かったぞ。
 白石であんなにがんがん歩いていたのに、この地下通路でへばってしまった。
 こんなことなら宮城野駅から東西線に乗って乗り換えた方がまだ楽だったな。(地下鉄も乗り放題)
 なんとか地下鉄駅について、南北線の終点泉中央へ向かおう。


 地下鉄に乗ったら終点まではおよそ20分。座っていって少し回復した。
 駅から出るともう真っ暗で、おなじみの場所のはずだけど少し不安になる。
 でも歩きだしたら、実はあちこちに同志がいるのがわかった。(着ているものが同じ)みんな同じ方向に歩いているから、大丈夫さ。


 七北田公園到着。
 もりこさんには暗いから足元に気をつけてと言われていた。確かに暗いな。どうもありがとう。階段とか段差とかあるもんね。しかも雨上がりだしね。気をつけて歩くよ。


 暗くて順路の看板も見落とした。何度も来てるからと思ったけど、公園入ってすぐではライトアップの灯りが見えない。夜は別のものだ。どっちだか方向がわからなくなりそうだね。
 階段降りてきて発見する。あそこだ。



 おおー、こんなふうになっているのか。
 桜の木に濃いピンクのライト、ネモフィラのアイスガーデンに青いライトを当てている。
 よくある夜桜用の白いるいライトじゃないんだ。
 なんて幻想的な演出だろう。



 桜はピンクのライトで浮かび上がっているけど、あのモコモコした感じはけっこう花が咲いているんじゃないか。



 桜の木に寄ってみよう。



 わあ、いっぱい咲いてる。



 ほら、びっしり花とつぼみが。なんてかわいいんだろう。



 ちょっと階段を降りて反対側へ行ってみる。



 ネモフィラの向こうに桜。
 ほんとうに青い夜のリンクの向こうに、すっくと立っているみたいでしょう。(あの方は夜練習しているものね)



 ネモフィラのガーデンに照明が当たると、花が咲いているところだけ光るみたい。
 光る花の部分が、まるで星みたい。
 満天の星を映す夜の湖のようだ。



 もう7時半を過ぎているのに、仲間たちが本当にたくさんいて、みんなで交替で写真を撮っている。



 ゆづ桜はみんなに愛されて、夜を照らしています。



 池に映る灯りと、背後の背の高いセコイアと、ゆづ桜。
 幻想的な美しい光景をありがとう。
 もうじき今夜のライトアップが終わる時刻です。



 足元のおぼつかないばあやは、公園がすっかり暗くなってしまう前に駅に戻る。


 きれいだったなあ。
 私は7日の公演を見たら8日に帰るので、夜のゆづ桜が見られるのはこの6日だけだった。(7日は利府から帰ってきたらもう遅くて終わっている)
 夜勤明けですぐ飛んできて、わざわざ一人で前乗りしたのは、はっきり言ってこの夜のライトアップを見るためだったんだよ。
 見れてよかった。1日早く来てよかった。


 夜に浮かび上がるゆづ桜とアイスガーデン。
 どこかこの世のものでないような、幽玄の世界でお会いすることができました。
 本当に、きれいだったよ。



 このあと広瀬通で降りて仙台在住の友人とご飯食べて、今度こそ地下鉄南北線と東西線乗り継いで宮城野まで行ってホテルに戻った。
 アクセス線、東北本線、仙台地下鉄、電車に乗りまくって花を追う。まるでほりきりまんまの旅の1日でした。