グッチな羽生とエルショップ公式との格闘で翻弄されていましたが、元に戻らないと。もう明日から神戸だって。
ファンタジーオンアイス新潟は極端に露出がなくて、皆さんの不満と鬱屈が充満しているみたい。でも私は幸いにも初日2日目現地観覧、最終日地元でライビュという、3日間満喫することができた。
最初につかれたようにグラマラススカイについては語ってきたけど、その他の部分についても、記憶を掘り起こしておかないと。
きっと神戸大楽を映画館で見たらまたそっちに押し流されてしまう。
自分の目で見た、ファンタジーオンアイス新潟を語れ。
新潟の初日はスタンドSだった。
新潟は構造上、SS席という名のアリーナ席が三方を囲む。だからSSだとどこになるかわからない。そのSS席アリーナのショートサイド部分の後ろに仮設スタンドがそそり立つ。だからSとAのスタンド席は自動的にショートサイドになる。
ショートサイドで見たい、の一念で恐怖の仮設スタンド席にした。(過去2回、最後の最後に取った一般席で一番後ろの方で、まじ揺れてたもんで)
しかして席はSが始まったエリアの前から2列め。いいじゃないか。思いのほかSSのエリアが広くて遠く感じるけど、とにかくショートサイドのセンターちょっと左寄り。
夢見ていた席でオープニングが始まる。
Aツアーで酷評されたオープニングの演出、というか序列は、元に戻っていた。パパシゼの後コールを受けながらリンクを大きく旋回してから羽生登場。4T足上げばっちり。
フォオーーーーーー!朱鷺メッセが爆発しそうだ。
三角フォーメーションの先頭をきってこちらに向かってくる羽生。夢のアングルが目の前(のずっと前方)に展開されていた。
ぐるぐる回って、センターに羽生が戻ってきて、ドカーーーン!
あああ、ファンタジーのオープニングだ… ショートサイドで見ちゃった…
ええと、群舞で大事なのは衣装です。
記憶はポーンなので、そこは能登さんのフォトギャラリーで補完。
色は青。ロイヤルブルーでんな。これは羽生のための色じゃん。と勝手に決めつけている。
生地サテン?テロテロしてキラキラしていいね。
腹まわりまた透け。今年のコンセプトなの、原さん?むやみにめくられるよりはこの方が被害が少ないと思った?でも色のせいか面積のせいか、Aの黒よりこっちの方がずっと上品に見える。
右が透け袖、左がノースリーブ。袖のアシンメトリーは定番になりつつあるのか。
そして肩の白いヒラヒラは何だろう。アクセントになってすごくいいけど、なんか白い鳥さんが肩にとまっているような。ナウシカのテト的な。眷属を肩に乗せてるようにしか見えないぞ。いい!
これは現地では老眼の目では細かいところがわからなかったので写真公開はありがたい。ほら、メディアに露出は絶対に必要だよ。
衣装だけでずいぶん使ってしまった。今年の衣装も羽生さんのためにあるね!Bの衣装最高!
続くオープニングプログラムは、おディーンさま登場。
私はおディーンさまは俳優として認識していた。五代さまが印象的だったり、今の朝ドラの龍馬で一瞬出てきたり、時代物に出られる重厚な役者さんだと思っていた。
だから歌手でもあるって全然知らなくて。最初のアーティスト発表でびっくりしたんだ。おディーンさま歌うたうんだ?って。
申し訳ない。めっちゃかっこよかったです。
歌の上手い下手とかよくわからないけど、聞いてて体にびんびんきた。これはパフォーマンスがすごいってことだよね。なんかオーラがすごいの。すごく大きく見えた。(実際背高い)これはスターだわ。
曲はヒストリーメイカー。
ユーリオンアイスは知っていたけど見てない。なんか一回ちらっと見てやめてしまった。だからこのアニメをどうこうは言えない。だって二次元クラッシャーの人の人生を見るようになってからマンガやアニメ、特にスポーツものがいっさい見られなくなっちゃったんだよ。(私は元々スポーツマンガ好きでそっちが専門だったのに~)
なのでそのアニメの主題歌は知らない。ほぼ初めて聞いたけど、だからこそアニメとは切り離して聞けた。
すごくよかった。
三拍子なのかな。だからスケートとあうのかな。みんなのびやかに滑っていた。
おディーンさまを乗せたルンバが前に出てきても、スケーターたちはまわりをぐるぐる回りながら滑る。ルンバがちゃんと機能してた。
その中で、羽生の動きだけがまわりとまったく違った。
振り付けは同じなんだろうけど、上体の動きが3倍くらい。これほんとに同じ振り付けかよってくらいに動いてた。無駄に大きく動いてるんじゃなくて、可動域が広いのかも。まったく違ったダンスに見えるくらいすごかった。
より大きく動いて、より遠くまでみんなのところまで想いが放射されてるみたいだった。
歴史を作るもの。か。
まんま羽生そのものだね。
オーラばりばりのおディーンさまの歌。
オーラばりばりの羽生の流暢なダンス。
羽生は美嘉さんとのコラボだったので、おディーンさまとの共演はここだけだ。
刮目せよ!
三拍子のリズムでスケーターたちが輪舞する。
大舞踏会だね。
大盛り上がりのオープニングだった。
おディーンさまのコラボはふたつ。
ランビエールと、田中刑事。
ランビエールは余裕たっぷりでさすがだったけど、私は田中とのコラボで大興奮した。
田中とのコラボ曲はアップル。(禁断の果実、かな?)
激しく踊りまくる刑事。すごいな、刑事ってこんなに踊れたんだ。パワフルなボーカルに負けないように動きまくる。
おディーンさまのボーカルの迫力がすごい。アップテンポで声を張り上げるのも、ラップも、メローなバラードも。こんなに歌える人だったんだね。全然知らなかった。失礼しました。
そしてふたりを浮かび上がらせる照明のすごさ。くるくる変わるライト、飛びまくるレーザー。これをショートサイド正面から浴びてしまった。すげえ~~
最後ステージにあがってくる刑事。ふたりそろってフィニッシュ。
か~~~っこいいいいいいい!
絶叫してしまったわ。フウーーーーーー!
正面から見たのもすごかったけど、2日目はステージバック、すぐそこにおディーンさまが。
わりとひんぱんに振り返ってステージ裏に手を振ってくれる。もしかしてファンクラブの皆さんはより近いステージ裏の方に多くいらしたのかしら。
背の高いおディーンさま。がっしりとした広い肩幅。お高いらしいジャケット。せ、背中がかっこいい!
またかよ。男の背中、大好物になっちまったよ。
その男の背中からもオーラがびんびん。後ろ姿でも十分かっこいいのだ。
あれ、どうして刑事のときに気がつくのだ?そっか、ヒストリーメイカーのときは羽生の姿しか追っていなかった。しかたないよね。
俳優とだけ認識して歌手としての歌を聞いたことがなかった。いろいろ含むところのあるユーリオンアイスの主題歌。おディーンさまについて始まる前は不安要素もあったんだよ。
ところが始まってみると、スターオーラにやられてぶっとんでしまった。
そして、あんなにスターなのに、とにかくスケーターを立てるんだ。ひとりで突っ走って歌う感じはまったくしない。でしゃばるでなく、添え物でなく、対等に感じられるとてもいいコラボたちだと思った。
おディーンさま、惚れちゃいそうね。
超華やかなオープニングを筆頭に、とても盛りあげてくれたすばらしいアーティストでした。
(美嘉さんに続く)