横浜初日にプロローグを見に行くことができた幸運な私には、八戸のチケットは用意されなかった。
でもそれはしかたないと思ったし、悲しいとは思わなかった。
実は横浜であまりにも満たされてしまって、この上八戸を望むのは申し訳なさすぎると思っていたからだ。
でも娘にもぜひ体感してほしいからやっぱり行きたいと思うし、隣県で陸路移動が可能だから最後まで粘る。
一方で、交流のある仲間たちから、次々と八戸当選の朗報が届く。
よかった~~ みんな「横浜全滅」と泣いていた人たちだから、本当にうれしい。
そこで、横浜に行けたものはほぼ落ちして、行けなかったものが当選する傾向がある、という説がまことしやかに流れる。
横浜全滅組救済?
そんな操作が実際に可能なのだろうか?横浜はテレ朝、八戸はローソン、プレイガイドが違うのに。共通するのは発券のチケプラだけど。もしもやれるとしても、そんなの絶対、途方もなくめんどくさそうなのに。
でもチケットの当落のアンケートとってるブロガーさんもその点を指摘している。
実際の状況を見てみるに、ここに恣意的なものがないとするなら、あくまでも偶然だというのなら、むしろその方が怖いわ。
望むもの全員に、できるだけ広く平等に、チケットをいきわたらせたい。
できるできないはともかく、誰かがそういう意向を望み実行したいとするならば。
思い当たる人は、ただひとりしかいない。
それはともかくとして。
ただの一個の人間が、ファンを喜ばせるために期待に応えるために、ありとあらゆる手を尽くそうとする。
ライブビューイングの会場やシアターを次々に増やしていくのは、望む人誰も取り残さないぞという執念を感じたものだ。
その愛に、強固な意志に、周囲を巻き込む実践力に、圧倒されている。
こんなん、泣けるだろ。
世界を広くくまなく見通し、
あまねく衆生を救いたまう。
菩薩ですか?
羽生結弦さん自身の、健康と幸せをひたすらに祈ります。