寒い夜、家路を急いで暗い路地を歩いていたら
◯ちゃん。。と俺の名を呼ぶ女の声が聞こえた
声は天上から聞こえた気がした
見渡して見ても人の気配も無いが、
その声に聞き覚えがある
あれから45年も経つのに、はっきりと覚えている
今は70を過ぎていて老婆のはずであるが
そんな老いた声音ではなく、当時のままだった
45年まえ。。俺によくしてくれた
しばらく粉雪の舞う夜道に立ち尽くしていたが
再び家路を急いだ
🐶さっきからむずかしい顔してたのは
そうやったんか?
🐱今夜は話しかけない方がいいよ
そっとしておいてやろうよ