「ちょっと聞いてくださいよー。今朝慌てて支度していたら、タンスに小指ぶつけちゃって、赤く腫れ上がったんですよぅ」

 

 

 

そりゃぁ痛そうだね。

 

 

 

「ほんと不幸なんですよね。 冷やそうと思ったら、冷蔵庫には氷とか冷やすものが入ってないし、歩くにも痛いし」

 

 

 

骨や関節がやられてるんじゃない?

 

 

 

「もうっ、なんて不幸な1日なんだろっ」

 

 

 

不幸と指とは関係ないでしょ。笑

 

 

 

「関係大アリでしょう?!」

 

 

 

指をぶつけたら痛くなったり腫れるでしょ。

 

 

 

「だから、みんな大変なんですよ」

 

 

 

だからさぁ、

 

指をぶつけたら痛かったり腫れるだけ。

 

気持ちは辛くなるだろうけど…。

 

 

 

「それを不幸って言ったらダメなんですか?!」

 

 

 

不幸ってことにするのはあなたの自由だよ。

 

ぶつけたおかげで

 

次から気をつけるようになって、

 

そこから人生が変わるとか、

 

病院に行ったらイケメンのドクターだったとか、

 

そういうこともあるかもしれないじゃん。

 

 

 

「もうっ、全然私のこと心配してくれないんですねっ」

 

 

 

そうやって甘えることだって出来るじゃん。笑

 

 

 

「もういいです。自分でなんとかしますから」

 

 

 

すごいね、自立する力まで与えてくれた。笑