「幸せを追い求めたらダメだったですよね? でも、こんなこと言ってたら、いつまでも幸せになれないんですよね?」

 

 

 

そうだね。

 

 

 

「こういう考え方ってどこかで矛盾してませんか?」

 

 

 

どんなところが?

 

 

 

「求めたらダメなのに、幸せにはなりたい気持ちがあるってところがですよ」

 

 

 

今のあなたが求めてるってこと?

 

 

 

「結局そういうことになりませんか?」

 

 

 

自分から動いたらね。

 

 

 

「自分から動くことが大切なんですよね? そうしないと何も結果を得られないんでしょ?」

 

 

 

どこか勘違いしてるみたいだね。

 

幸せは自分で掴むものだと思ってるでしょ?

 

 

 

「掴むものじゃないですか?」

 

 

 

そういうものなんだけど、

 

それって自分の外側にあるじゃん。

 

幸せはあなたの中にしかないよ?

 

 

 

「でも実際には外にありますよね?」

 

 

 

実際もあなたの内側にあるの。

 

でもあなたの認識が

 

自分から離れてたり

 

別なものとして

 

存在してるって理解してるんです。

 

 

 

「そういう考え方って難しいんですよね…。 どうやったらそんなふうに考えられるんですか?」

 

 

 

考えるんじゃないんです。わかるんです。

 

 

 

「だったら、どうやってわかったら良いんですか?」

 

 

 

これって自分のものだなとか、

 

あれとこれは別物だなとか。

 

 

 

「どういうコトですか?」

 

 

 

分かるって、

 

アレとコレを別のものとして明らかに

 

区別つくって意味なの。

 

だから物事を分けられるし、

 

あれとこれとは別だとか

 

他と区別して物事が理解できてるわけ。

 

 

 

「そういうことがわかったとしても、幸せにはならないでしょ?」

 

 

 

それは、物事の本質がわかってないからだよ。

 

 

 

「どういうことですか?」

 

 

 

物事の本質ってどこで分けられる?

 

 

 

「本質を分ける? そんなことできるんですか?」

 

 

 

できないんだけど、

 

今のあなたならできちゃうんじゃない?笑

 

物事の本質と本質じゃないもの。

 

真実と虚像、幸せと不幸せ、

 

私と他人、女性と男性、

 

明と暗、善と悪。

 

要るものと要らないもの。

 

 

 

「反対側のものと比べろってことですか?」

 

 

 

本当に反対側ってあるんだろうかね?

 

それぞれの片側の概念は

 

反対側に対立する概念がある

 

っていう前提で存在してない?

 

 

 

「まぁそうですね。 ぽんぽこでも、そんなふうに教えてくれたでしょ?」

 

 

 

それはあなたが理解するための方便です。

 

 

 

「だったら違うってことですか?」

 

 

 

物事はもともと1つなんです。

 

本質は、幸せしか有りようが無いの。

 

 

 

「でも他の人はいるし、天気の良い日も悪い日もあるし、いろんなことがあるでしょう?」

 

 

 

それは単に起きているだけ。

 

物事が起きているだけで、

 

そのことに意味はないんです。

 

そこに何かがあるとしたら、

 

あなたの判断だけだよね。

 

もっと言うと、

 

判断しようとしたエネルギー

 

だけがそこにあるの。

 

 

 

「…なんだかそろそろ話してることの意味がわからなくなってきました」

 

 

 

この辺が今のあなたの限界だね。

 

わからないと感じた途端に

 

外側に物事を存在させるんだよね。

 

 

 

「わからないと感じたのって、自分の内側でじゃないんですか?」

 

 

 

自分の内側にあるものなのに、

 

それさえも自分とは異なる

 

別な存在として認識したってこと。

 

エネルギーは自分の内側から湧いたけど、

 

もう自分の内側にはないんです。

 

自分の内側から湧いてきた

 

エネルギーに無意識が

 

意味づけしちゃったからねえ。

 

 

 

「私が意味づけをした?」

 

 

 

私だと思っているものがです。

 

 

 

「私じゃないものがですか??」

 

 

 

この話の続きはまたそのうちやりましょうね。

 

これ以上続けると

 

偽の自分ってものがが

 

どんどん力を付けて

 

育っていきますからね。