「師匠は人生は暇だらけっていますよね? どうやったらそういうのって実感できるんですか?」

 

 

 

考えたり何かを感じている時間があるでしょ?

 

その時にその考えが別のものに変わる時とか、

 

感覚から考えに変わる時に

 

移り変わる瞬間があるよね?

 

暇だらけって言ってるときの時間って

 

その瞬間のことなの。

 

時間と時間の間の隙間みたいなやつ。

 

 

 

「なんとなくわかる気がしますけど…、それだと隙間の時間ってほんのちょっとしかないでしょ?」

 

 

 

大きくガラッと変わるときには

 

わかりやすいだろうけど、

 

変化や差の少ない違いのときは

 

体感したり理解するのは難しいよね。

 

物事は連続して起こってるって

 

感じているような人にとっては

 

隙間の連続があることを感じるのって

 

もっと難しいだろうね。

 

 

 

「…なるほど。そういう時間のことを言ってるんですね」

 

 

 

正しくは時間でもないんだよね。

 

時間というのはある時刻と

 

ある時刻の連続してる間

 

っていう意味でしょう?

 

今話してる人生暇だらけ

 

っていうときの時間っていうのは、

 

そういう瞬間が重なっていて

 

この世界が出来上がってるんだろうな

 

って言う感覚的なものなの。

 

 

 

「時間は時間ですよね?」

 

 

 

時間て言うよりも時と言った方が良いかもね。

 

 

 

「時間と時の違いは何ですか?」

 

 

 

あなたの考えているような物理時間じゃなくって、

 

どちらかと言うと心理時間に近くって、

 

言い換えると空間とか存在とか

 

そう言う感覚的なものの

 

重なりのことなんだよ。

 

 

 

「だったらそういえば良いんじゃないですか?」

 

 

 

空間とか存在って言ったら、

 

それになっちゃうじゃん。

 

 

 

「でも、それなんでしょ?」

 

 

 

空間や存在じゃないの。

 

そういうものを感じさせるものがあるんだよ。

 

でもうまく言葉では表せないんだよね。

 

人の生活時間は全てこの隙間の寄せ集めだし、

 

それが重なり合ったものなの。

 

というか隙間だらけなんだけどね。

 

その隙間だらけの瞬間の集まりの表層に

 

いろいろな感覚とか感情が

 

くっついて解釈してるっていうか

 

漂って流れてるのを感じて、

 

普通の人は時間とか

 

時の流れって言ってるんだよね。

 

 

 

「何かややこしいですね。 そんなふうに考えることにメリットとかあるんですか?」

 

 

 

こんなふうに考えることができるから、

 

自分の思うように時間を使うことができるし

 

思考や感情もコントロールできるよ。

 

そう考えることで、あなたの人生だって

 

自分の思った通りにできるの。

 

 

 

「何か怪しい言い方ですよね?」

 

 

 

自分の思うように時間を使うことが

 

できるってことは、

 

空間や存在が自分の思うようになるってこと。

 

自分の世界が自分の思うようになるってこと。

 

こういう感覚のに達してない人は、

 

人生を悩みや苦しみがあるものとして

 

ずっと引きずることになるし、

 

それこそ時間が無駄に過ぎるだろうけどね。

 

まぁ、そういう山や谷を

 

乗り越えて行くのが人生の楽しみだったり

 

喜びだったりもするんだけど。