「嫌なことをされたらその人を許せない時ってあるじゃないですか?」




どういうこと?




「いつもは誰に対しても優しくありたいと思ってるんですけど、さすがに嫌なことをされたらイライラするっていうか嫌な気持ちになるんですよね」




なるほど。


そういうことってあるね。




「そうですよね。そんな時にいつまでもイライラするんじゃなくって相手のことを許す方法とかないんですか?」




あるといえばあるんだけど、


相手のを許す方法なんてないんだよね。




「有るのに無いってどういうことですか?」




相手のことを許すって言う考え方が


間違ってるんだよ。


許すのは相手じゃなくって


自分自身だったり、


出来事が起こった事そのものを


許すってことなの。




「自分を許すとか起こったことを許すってどういうことですか?」




自分を許すっていうのは


相手にイライラしちゃった自分を


許すって言うこと。


相手に反応する自分を許せないから


イライラするの。


相手に反応した自分も、


自分を許せない自分も全部自分じゃんね。


そーゆー自分を嫌がるのも自分。


それが自分だもんね〜、


今までいろいろ我慢して来たんだねぇって


自分を許すわけ。


ネガティブな感情を持ったからと言って


そーゆー自分のことを嫌になったり


責める必要はないってこと。




「自分を許すっていうのはなんとなくわかってきたような気がします。じゃぁ起こったことを許すってどういう意味ですか?起こったことそのものが嫌なことなのに…」




いつもぽんぽこ教団で言ってることを


思い出してごらんよ。


物事はニュートラルにしか


起こらないんだったでしょ?


それに意味付けや色付けをするのは


あなた自身なの。


でも嫌な事は誰にとっても嫌なのさ。


ただね、


起きた物事と自分の中の感情とは


区別しておく方が良いよね。


今のあなただと、


起きた物事にもネガティブな


意味付けをしてしまっているでしょ?


物事はあくまでもニュートラル。


でもそれを受け取った自分の感情は


ネガティブに反応したってことだ。




「そういうふうにネガティブに反応してる状態の自分が嫌だって言う事ですね?」




まぁざっくり言えばそういうことだね。


今のままの自分は、起こった出来事を


ネガティブに捉えてしまいがちってことだね。



さてと、


プレーリードッグが穴を掘っているところ。


餌がないとか住むところがないとか


そういう事は多分考えてないね。




「じゃあ、一体どういうことを考えて穴を掘っているんですか?」




穴が掘れるから掘っているだけ。


何にも考えちゃいないのさ。




「そんなことわからないじゃないですか」




わからないよね。笑


わからないことなら


理由付けをする必要は無いよね。


理由付けをしたとしても


今みたいに個人的に楽しむだけだ。笑