「人ってどうしても、他の人のことを良いとか悪いとかって評価してしまいますよね」




全ての人がそうじゃないだろうけど、


まぁ結構多いだろうね。




「私も他の人をそんな風に評価するのをやめたいんですよね」




他の人を評価しまうことが嫌だって言うこと?




「そうなんですよ。自分では意識してないんですけど、ふと気がつくとあの人嫌だなぁとか、流石にあれはないんじゃないかなとかって批判的に考えてる自分がいるんですよね」




それはそれで良いことだよね。




「全然良くないでしょう?  どうして他の人を嫌がることが良いことなんですか?」




他の人を嫌がることが良いことじゃなくて、


自分のことを客観的に見れてる


ところが良いことなのさ。




「あ…、そう言うことか。 でも、相手のことを客観的に見てしまう自分がいるからこそ、そういう自分を見て嫌になってきますよね」




まぁそういうこともあるね。




「そういう場合にはどうすれば良いと思います?」




視点を少しだけ変えれば良いんじゃない?




「何の視点を変えるですか?」




自分のことを見ている自分の視点。


自分は嫌だなぁって評価した自分がいるでしょう?


それをもう一つ上のところから見るようにするの。




「具体的にはどういうことですか?」




その前に聞くけどさぁ、


他の人のことを嫌がってる自分のことをどう思う?




「嫌ですよね」




そうなんだよね。


で、そんなふうに


自分のことを嫌がった自分の事はどう思う?




「えっ?難しいですね。 他の人のことを嫌がる自分は嫌なんだけど、そんなふうに自分のことを客観的に見れている自分は正しい見方かなって思います」




正しいって思うって事は?




「まぁ、好きってことですよね」




そういうことだよね。


客観的に自分のことを見ることができる自分。


自分を正当な立場から


見ることのできる自分のことは好きなわけだ。




「そんなふうに自分のことを受け止めて、客観的に自分のことを見ている自分のことを好きになるってことですか?」




そういうことだね。


ただし気をつけないといけないことが1つある。


それは評価している事が


良いってわけじゃないってこと。


そういう視点を持てている自分が良いってこと。


そんなふうにやれた自分の存在を


好きになると良いってことだ。




「そうすると他の人のことを嫌がる自分が変わっていくでしょうかねぇ?」




変わっていくよね。




「どういう理由で変わっていくんですか?」




他の人の姿を見て嫌だと思うのは、


自分の中にも同じようなところがあるからなんだよ。


そのことに気づいたときに


自我の機能が大きく動き出していく。


自分の中にあるものを相手に投影して、


アイツ嫌だなぁって思い始めるってことだね。


つまりね、


相手から表現されたことと同じものが


自分の中に持っていることが嫌なんだよ。


でもそうは言っても


自分のことが嫌な自分だろうが何だろうが、


どっかでずぅーっと自分のことは大好きだろ?




「つまり… 、自分のことを好きになれって言うか、気付きなさいってことですね?」




そういうことです。


まずは自分のことを好きになる。


そうすると他の人の事は


気にならなくなるものなんだよ。




「そっか、私は相手のことばっかり見てて、見てる部分が間違ってたんですね」




間違ってなんかいないでしょ。笑




「間違っていますよね?」




だってあなたにこう言う気づきを


与えてくれたわけだから、


こんなに他人に恵まれてることってないだろ。笑




「…あーなるほど。 私もそういう視点が持てるようになるといいんですけどね」



さてと、


庭の生垣のところに植えていたゴーヤ。


大きくならないうちに完熟して


腐ってしまいました。笑




「大きくならないうちに完熟ってどういうことですか?」




簡単に言うと作り方を失敗したわけだ。




「なかなか家庭菜園って難しいですからね」




そうだね。


肥料とか水やりとか芽の摘み方とかいろいろ。




「あれっ、これってよく見ると全体が成長不十分なんじゃないですか?」





この画像だけ見てよくわかったね。




「後ろの木の葉っぱと比べたら葉が小さいですもん。色も薄いし元気がないですよね」




もしかして家庭菜園とかやってるの?




「うちはアパートですからベランダでプランターにミニトマトとかきゅうりとか育ててるんですよ」




なるほど。プランターも難しいでしょ?




「初めっからはなかなかうまくいきませんけど、やっているうちに勘所がわかってくるんですよね。笑」




なかなかやるねえ。




「そう考えると、家庭菜園も自分の生き方も似たようなものかも知れませんね」



そうかもなあ。


そんなふうに考えると、


人生も楽しいかもね。笑