「私って良いところというか長所というか、光るものがないんですよね」


そうだね。



「なんでそんなにすぐ『そうだね』なんて言うんですかあ〜」



なんていってほしいのさ。笑



「『どうしたんだい?そんなことないよ』って言ってくれたっていいじゃないですか」



どうしたんだい?

そんな事はないよ。

これでいいですか?



「ほんとに、よくそんなんで世の中渡っていけてますね」



おやおや。



「どうやったら自信に溢れて、光っていられるのか教えてくださいよ」



はい?

自信に溢れて光ればいいだけだけど?



「それができないから聞いてるんでしょ」



できないんじゃなくて

できないって信じてるだけだぞ。



「何を信じればいいんですか?」



あなたは自信を既に持っている。

そういう私は既に光っている。


こういうことを信じてください。



「だって自信がないんだから、持ちようも光りようもないじゃないですか」



変なことを言うなぁ。

だったら質問しますよ。


あなたは今自信がないと言うことを

自信を持って言えますか?



「だから、言ってるじゃないですか…。…アレ?」

「自信がないことに自信はあるんだけど、…ネガティブな方への自信じゃなくて、ポジティブな方向への自信ってことですよ」



物事の起こり方には

ネガティブもポジティブも

ないって言ってるでしょ?



『自信がないってことを自信を持って言える』って

自信を持って言えるよね。



「言えますけど…」



持っている『自信』の中身にじゃなくて

『持っている』自分って言う存在が

在るってことに自信を持っているだろ。OK?



「それは持てますけど…」



自信はその部分に持つんだよ。

そんで、その部分にしか持てないもんなの。


他にもいろんな自信があるって

考えているんだったら

それは後付のお飾りだからねっ。

お飾りを自信だって勘違いしてるってこと。

自信の大元はあなたが存在してること

そのものってことな。


これがわかってくると

もともとあなたは光っていることも

少しずつ分かるようになってくるんだろうけどなあ。


今までそのことに気づいてなかったんだな?



「でもなんだか…、わかってきたとしても、薄い光のような気がするんですよね」



薄かったとしても

光っていることはわかるだろ?笑


細々と光っていたり

やっと光っていたり

きれいじゃない光だったりするけど

そうやって光り輝いているの。


やっと光っている自分を

慈しんで好きになることが

その光をもっともっと光り輝かせる

唯一の方法だぞ。やれ。


庭に咲いている紫陽花。

この中にも光を感じられるか?



「きれいだなぁとか…そんな感じですか?」



そうだね。

それってどこから来ている?



「紫陽花の中からですかねえ…?」



そうだろうね。


そしてあなたの中にある

「きれいだな」って言う感覚と

結びついたときに

あじさいの中にある光を

感じられるのさ。


あなたの中のにある光の部分が

紫陽花の持っている光と共鳴して

紫陽花の「きれいだな」を

ただの感覚から意識や言葉にさせるの。


あなたの中にある光を大切にしな。