⬆️このお話の続き




神戸の家は豪邸だった。



夫は、約束通り転職したので、もちろん法人契約である。


引っ越し費用もその会社が出してくれた。



ちなみにその当時は関西は敷金、礼金ではなく,保証金を払うのだが,その保証金がびっくりするほど高かった。



くどいようだけど、自分たちで払ってはいないのだが‥



この豪邸は西神中央という駅にあった。



計画都市で、道路ぞいに自動販売機がなかった。



スーパーなど商業施設にはあったが‥



大きな公園があったし、街並みはとても整って美しかった。



そして、その豪邸はなんと6LDKS という間取りで、リビングは広々していて、憧れのカウンターキッチンだった。



ビルトインの食洗機にジェットバス、



お茶室や水屋まであった。



庭も広く、芝生が敷き詰められていた。



そのときのわたしには夢のような家だった。




思い出せば、わたしたちの結婚生活は夫が大学のときに住んでいたボロ長屋でスタートした。



お風呂場にはよく虫が登場したし、玄関には鍵がついていなかったので、さすがに結婚したときに付けてもらった。




そんなわけで,その豪邸に当然、テンションは上がったが、その家で過ごした2年数ヶ月は悲惨を極めた。




そのとき三男は呼吸器の未熟さに加えて、アトピー性皮膚炎で写真が撮れないくらいひどい状態だった。



上の3人の子どもたちも全員、アトピーと喘息だったが、アトピーのひどさは三男がダントツだった。



必死で情報を集め、土佐清水の病院で自由診療だが、治療を受けることにした。




続く





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