6年前のコラム。
人生には大雨の日も、強風が吹き荒れる日もある。
それでも
次男の言葉に心がふんわりした。
‥‥‥‥
このところずっと雨が降っている。
私を含め多くのお母さんたちは、洗濯物と毎日格闘していると思う。
わが家は乾燥機が壊れてから、除湿機、扇風機、ファンヒーターを使って、
なんとかコインランドリーに行かず、頑張っている。
こう降り続くと太陽の光が恋しくなる。
「今日も雨か……」と思っていると、次男が爽やかに言った。
「雨も風も雪も皆、天からの贈り物です」
「全てはどう捉えるかだと思うんです。雨も風も雪も贈り物なんですよ」
もちろん、水害や台風の被害に遭われた方もいらっしゃって、
贈り物になんか思えないかもしれない。
そういうことを思いながらも尚、次男の「贈り物なんですよ」という言葉が心に深く残った。
失敗から
最近私は大失敗をした。
内容は書けないけど、私がしたことで子どもに迷惑をかけた。
ものすごく怒らせた。
全面的に私が悪いと思っていたので、ただただ平謝りだった。
当然、償いもさせてもらおうと思っていた。
結論から言うと、二人で旅行にすることにした。
それが嬉しくて、旅行の話で盛り上がった。
大失敗はかなりまずいことだったし、どうやったら赦してもらえるか……
本当に赦してもらえるのかどうかも分からなかったけど、
気付いたら、二人で楽しく旅行の話をしていた。
「災い転じて福となる」
人生の中で大雨や、激しい風が吹くときもある。
次男は言った。
「どう捉えるかだと思うんです」
色々な出来事の捉え方で、私たちの人生は変わってくる。