講演の内容の中に不登校のことを入れてくださいというご要望は多い。



わたしが話すのは,「どうやって,学校に行ってもらうか?」ではなく、

家にいる子どもたちがどんなふうにしていたとか、

どんなふうに自分で学校へ行くようになったのか?

とかってことだ。



そして,学校に行くことをすっかりやめた子が将来どんなふうになったとか‥



なんせ,4人それぞれに学校に行かない理由が違うし、

がっつり行かない子もいれば、

まだらに行かない子、

小学校,中学,高校でそれぞれ行かない時期があった子‥ 色々だ。




振り返って思うと、



わたしは傍観者だった。



もちろん,最初はそんなふうにはなれなかった。



子どものことなのに,自分ごとのように悩み苦しんだ。



でも,しばらくしたら,わたしは子どもに情報提供はするけれど,あまり口出しをしなくなった。



子どもたちは、放っておいても,家で何かしらおもしろいことをしていたし、

一日中ゴロゴロしながらマンガを読み耽っていたり、

夕方になれば友だちと遊んだりしていた。



ちなみに,誰も家で勉強はしていなかった。



図書館の本はリビングに山積みしていたから,読んでいた子もいれば,見向きもしない子もいた(でも,パパのマンガは勝手に読んでいた)



子どもが家にいれば,けっこう面倒なことも多い。



昼ごはんもしっかり作らなくちゃいけないし、

ときには機嫌が悪くて、その矛先はわたしに向けられた。



学校の先生とのやり取りもある。




そりゃー 子どもが学校に行っていた方がわたしは楽だった。



だから、



子どもたちが学校と縁がない年齢になったらほっとした。



特に義務教育が終了すると嬉しかった。




昨日、友だちに勧められて、「いちばんすきな花」っていうドラマをTVerで観た。



なんだか,学校にいたときの生き辛さみたいな話が出ていた。



二人組になるのがしんどかった‥




どこか,学校に馴染めない子はいる。



もちろん、友だちに会いたくて学校に楽しみに行く子もいるだろう。



色んな子がいる。




まぁ わが家の子どもたちは学校は苦手だったのだろう。



発達障害と不登校はけっこうくっついていたりもするけれど、中には学校に行くこだわりがあって,休めない子もいたりする。



色々だ。



どっちにしても,行きたくないのに行くって嫌だ。



学校に行かなくたって子どもは成長する。



学校を卒業しなければ、就けない仕事もあるから,それはなんとしても学校を卒業しなくちゃいけないのだろうが、子どもは自分のことは自分で考えているから,そういう選択も自分でする。



そして,学校に行かなくても,自分に合った仕事を見つけて働いている。




子どもは自分で

考えて

自分で選択する力があるから

大丈夫




なんだと思う(*^^*)