5年前のコラムだけど、更にその4年前。


ちょっとややこしいが、つまり9年前。


まだ次男が10代だった頃のお話。


この出来事はわたしの心に深く残っている。



‥‥‥



次男がアルバイトを始めた頃。

 

だから、4年くらい前

 

養護学校や作業所からお帰りになった方をお預かりするレスパイトという事業があって、そのNPO法人で私も次男も働いていた。

 

利用者さんはたくさんおられるのだが、スタッフからA君を見るように言われた次男。

 

A君をしっかり見ていた。

 

しかし、他にも利用者さんはたくさんおられる。

 

当然A君を中心に他の利用者さんにも目を配る。

 

ところが言葉通り捉える次男はA君だけをしっかり見ていて、スタッフに他の利用者さんのことも見るように注意された。

 

次男からすれば、言われた通りにしていたわけで、なんでそれで怒られるのか納得がいかない。

 

それだったら「A君と周りの利用者さんにも目を配ってくださいね」と最初から言うべきだ。

 

と、いうことなんだと思う。

 

 

もちろん、今の次男はそんなことはないのだが、そのときは、本当に納得がいかない感じだった。

 

 

このくらい、言わなくたって分かるだろう

 

と、いうのが通じなかったりする。

 

そういうことで、職場でトラブルになることもあるのではないかと思う。

 

 

でも、

 

「多分、分かるだろう」

 

と、いうのをやめて、具体的に指示すれば、そういうトラブルはかなり減るのではないかと思う。

 

発達障害でなくても、初めて働く人にとっては、細かく、具体的に伝えてもらった方がありがたい。

 

発達障害の人に合わせて考えて行くとき、全ての人にとっても働き易くなるのではないかと思う。

 


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