母には、一日に3回から4回電話をしている。
母の記憶はどんどんあやしくなってきて、たった今言ったことも忘れてしまう。
それでも、電話をすると毎回「ゆーちゃんの声聞けて嬉しい、ありがとう、元気出た‥」と言ってくれるので、できるだけかけたいと思う。
電話を切る前に母は決まって「遊びに来てね」と言う。
そう言われてもわたしにも予定も仕事もあるし、「木曜日にしか行けないよ」と答える。
昨日母は、「そうか、ゆーちゃんも忙しいんだね。
お母さん、ゆーちゃんの手伝いに行きたいなぁ。
ほんとにお手伝いしたい」と言った。
すごく明るく、楽しそうに言った。
それを聴いたとき、色んな思いがわき起こった。
母は体が弱く、病気がちだったが、わたしに子どもが生まれるたびに手伝いに来てくれた。
来てくれても、赤ちゃんにミルクを飲ませたり、洗濯物をたたむくらいで、いつも食事の支度も洗濯も産後のわたしがなんでもやっていた。
それでも、いてくれるだけで心強かった。
わたしにとって、母はそういう存在だった。
今は、わたしが母を助けているように見えるが、母は、わたしを支えている。
「愛」という大きな力で支えている。
何があっても、母はわたしの味方でいてくれるし、わたしの幸せを心の底から願っている。
その力に支えられてきたと心が熱くなった。
わたしは、母のように子どもたちを支えられているかな?
苦しくて、どん底でボロボロでも、
ママは応援しているって分かってくれているかな?
いつも味方だって知ってるかな?
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観ていた。
が近かったので、お料理番組をやっていた