母は、時々弱音を吐く。
弱音を吐いても良いと思うし、そうやって自分の気持ちを整理したりする。
ところがその弱音を吐く相手はわたしなので、「そうだねぇ」と共感されることもなく、
「お母さん、お父さんと70年一緒に暮らして、お父さんの定年後にはほんとにたくさんのところに旅行したね。
それで、今はお父さんは安全に安心して暮らせるところにいて、皆さんに親切にしてもらってる。
お母さんも好きなことをして、友だちとお茶飲みして、時々お父さんにも会える。
来月はわたしと温泉旅行にも行く。
わたしはほんとに幸せなことだと思うなぁ」
と、言われる。
ところが、母は、素直なので、「ほんとにそうねぇ」と笑顔に変わる。
もちろん、共感は大切なんだけど‥
そんなことを繰り返していると、母の思考が少しずつ変わってきたように思う。
あんまり、マイナスなことを言わなくなった。
そして、何より元気になった。
まぁ 優しく共感してくれる弟がいてくれるので、良いバランスなんだと思うけど‥
母は、弟とわたしがいてくれることが本当に幸せで、
そして、「何があろうと、二人が幸せであれば、それが一番嬉しいこと」と言った。
母の願いは、わたしにずっと届いている。
そして、わたしの思いも子どもや孫たちに届いている*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*